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ベスト・バイの大型店舗50店が閉店、アマゾンの犠牲者になる可能性も

ベスト・バイの大型店舗50店が閉店、アマゾンの犠牲者になる可能性も

フランク・カタラーノ

ベスト・バイが大型店舗50店舗を閉鎖する決定を下した責任は誰にあるのか、あるいは何なのか、様々な憶測が飛び交っている。しかし、ゴールドマン・サックスのアナリスト、マシュー・ファスラー氏は、その大きな原因はシアトルとAmazon.comにあると考えている。

AP通信によると、ファスラー氏はベスト・バイの事業に関しては「競争圧力が市場シェアと利益率に流れ込んできている可能性があり、その最も有力な犯人はアップルストアとアマゾン・ドットコムの2社だ」と書いている。

本日、ベスト・バイは第4四半期決算を発表し、大きな純損失を示し、新しい店舗形態を試み、ベスト・バイ・モバイルの小型店舗を100店以上開店し、米国で大型店舗50店を閉鎖すると発表した。

しかし、ベスト・バイの四半期決算では直接言及されていなかった。テクノロジー業界の購買担当者なら誰もが抱く、そしてゴールドマン・サックスのファスラー氏も示唆していた憶測である。それは、多くの潜在顧客がベスト・バイのような実店舗で商品を検討し、Amazon.comでより安く購入しているというものだ。事実上、ベスト・バイはオンライン販売店のための品揃え豊富なショールームと化している。

ベスト・バイは大型店50店舗の閉店予定を発表し、2011年度時点でワシントン州の約20店舗を含む米国で1,100店舗以上を運営していると自社サイト上で述べているが、閉店予定の具体的な店舗はまだ公表されていない。

GeekWireの以前の記事:  Amazon.comが実店舗をオープンするなら、ここが出発点として最適だ