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DocuSignが日本の支援者から1億1500万ドルを調達

DocuSignが日本の支援者から1億1500万ドルを調達

ブレア・ハンリー・フランク

ドキュサイン Androidシアトルとサンフランシスコで事業を展開する電子署名ソフトウェア企業DocuSignは本日、NTTファイナンス、三井物産、リクルートホールディングスの3つの日本企業が、シリーズEの資金調達ラウンドで1億1500万ドルを調達し、同社に戦略的投資を行ったと発表した。

3社はそれぞれDocuSignのソフトウェアを事業の基盤として活用し、三井物産はDocuSignの技術を関連企業や顧客に販売します。この取引は、資金の注入に加え、DocuSignの国際展開にも貢献します。

DocuSignのCEO、キース・クラック氏はGeekWireへの声明で、「リクルートホールディングス、三井物産、MKI、NTTが戦略的投資家およびパートナーとしてDocuSign Global Trust Networkに参画することを大変嬉しく思います。皆様のご支援は、DocuSignの日本市場への進出と、デジタル取引管理のグローバルスタンダードを日本にもたらす上で極めて重要です。」と述べています。

同社はアジアでの事業拡大に取り組んでおり、本日発表された3社の投資家はいずれも、ドキュサインが新規顧客獲得と事業拡大の参考として活用できる著名な顧客です。将来的にIPOを目指す同社にとって、今回のグローバル展開は大きなメリットとなるでしょう。

DocuSignはこれまでに2億3000万ドルという巨額の資金を調達しています。先月、同社はオーストラリアの通信大手テルストラから8500万ドルの出資を受けたと発表しました。これまでの出資者には、イグニション・パートナーズ、クライナー・パーキンス、アクセル、グーグル・ベンチャーズなどがいます。テクノロジー企業の幹部キース・クラック氏が率いるDocuSignは、セールスフォース・ドットコムからも出資を受けています。