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アマゾンのゲーム部門責任者が新作タイトルの制作と人材獲得の戦略を説明

アマゾンのゲーム部門責任者が新作タイトルの制作と人材獲得の戦略を説明

ブレア・ハンリー・フランク

マイク・フラッツィーニGamesBeat14-2
Amazon Game Studios 副社長、マイク・フラッツィーニ

サンフランシスコ発 ― Amazon Game Studiosは、「Portal」「Left 4 Dead」「Bioshock」といったゲーム業界の人気フランチャイズに携わった開発者など、多くの優秀な人材を獲得してきました。しかし、大ヒット作を手がけていないスタジオは、どのようにして優秀な人材を獲得し、その才能をどのように活用しているのでしょうか?

Amazon Game Studios の担当副社長、マイク・フラッツィーニ氏によれば、同社は大規模なチームと数百万ドルの投資を必要とするハードコアゲームと、より最小限の予算でできる小規模なソーシャルゲームの中間の道を歩もうとしているという。

「我々が観察したのは、創造性と職人技を基本的に非常に高く評価するタイプのゲームがそのスペクトルの中間に存在するということだ」と、同氏は月曜日にサンフランシスコで開かれたGamesBeatカンファレンスで語った。

彼は続けた。「このゲームの開発に携わった人たちにはかなりの自主性があり、自分たちの思い通りにゲームを形作ることができる力があったことがわかります。ですから、史上最大級のフランチャイズ作品のいくつかを手がけてきた素晴らしいゲーム開発者たちにこの話をすると、彼らはとても感銘を受けます」と彼は言った。「彼らは、非常に大きな創造的自由を得て、素晴らしくユニークなものを作れるという考えに共感してくれるのです」

このアプローチに聞き覚えがあるとすれば、それはAmazonが自社のオリジナル動画プロジェクトでも同様のアプローチを取っているからだ。Amazonは、有名クリエイターたちに、時には彼らが慣れ親しんだ規模よりも少し小規模ながらも、彼らが作りたいプロジェクトを自由に追求できる機会を提供することで、新たなヒット番組やゲームを生み出しようとしている。

この戦略はシアトルに拠点を置く同社にとって、どちらの分野においてもまだ成果を上げていないが、Amazonは今後も挑戦を続ける意向を示している。同社は最近、Fire TV向けの初の注目作である「Sev Zero」のコンパニオンアプリをiPad向けにリリースし、Fire TVのファーストパーティゲーム体験をAndroidデバイスユーザー以外にも広げた。