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Google、新ハードウェア発売に先立ちGlassプロジェクトを刷新

Google、新ハードウェア発売に先立ちGlassプロジェクトを刷新

ブレア・ハンリー・フランク

グーグルグラスGoogleは来週、顔認識コンピューターを担当するチームの再編の一環として、現行のGlassハードウェアの販売を終了する。ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、GlassチームはGoogle Xのスカンクワークス部門からスピンアウトしたという。

Glassチームは引き続きアイビー・ロス氏が率いるが、NestのCEOトニー・ファデル氏に直属する。これは、Googleが昨年Nestを32億ドルで買収して以来、ファデル氏の権限が初めて拡大されることになる。報道によると、現行のGoogle Glass Explorer Editionハードウェアは1月19日以降、法人顧客向けにのみ提供される。ただし、Googleは今年後半のリリースに向けてGlassの新バージョンを開発中と報じられている。

新しいハードウェアは、Glassのイメージを回復させる必要がある。このデバイスは懐疑的な見方や嘲笑の対象となり、多くの企業から全面的な禁止措置を受けてきた。グループにとって確かに厳しい道のりが待ち受けているが、ファデル氏は、Glassに関する過去のフィードバックを今後のプロジェクトに活かしていくと述べた。

「初期のGlassへの取り組みは画期的なものであり、消費者と企業双方にとって何が重要かを学ぶことができました」とファデル氏はThe Vergeに語った。「アイビーがチームを率いる中で、彼女と共に方向性とサポートを提供し、そこで得た学びを将来の製品に統合していくことに興奮しています。私はNestに引き続き全力で取り組んでおり、加速し続けるそこでの取り組みにも同様に興奮しています。」

ファデル氏の指導は、Glassチームにとって大きな励みとなるだろう。アップル社では、後に同社で最も成功した製品の一つとなったiPodの開発に携わった。グーグル社がGlassにも同様の力を発揮できれば、顔認識コンピューターは悪評から脱却できるかもしれない。