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ファーウェイ、マイクロソフトアプリのサポート拡大でクラウドコンピューティングへの賭けを強化

ファーウェイ、マイクロソフトアプリのサポート拡大でクラウドコンピューティングへの賭けを強化

トム・クレイジット

ファーウェイとマイクロソフトの幹部がクラウドコンピューティングに関する提携拡大に署名。(ファーウェイの写真)

中国のクラウドコンピューティング分野での存在感を高めようとするファーウェイの試みは、火曜日、ソフトウェア大手マイクロソフトのアプリを自社のクラウド上でさらにホストする契約を同社と締結したことで、やや強化された。

ファーウェイのパブリッククラウド戦略策定からわずか5か月で、両社はマイクロソフトのエンタープライズテクノロジーソフトウェアをファーウェイのパブリッククラウドでより多く利用できる契約を締結しました。ファーウェイは4月にWindows ServerとSQL Server向けRDS(リレーショナルデータベースサービス)をサポートするパブリッククラウドサービスを開始しましたが、オンプレミスで他のマイクロソフト製アプリを実行している顧客も、今回の新たな提携により、これらのアプリをクラウドで利用できるようになります。

中国におけるクラウドコンピューティングは国内企業の領域であり、アリババは同国最大のクラウドコンピューティングサービスプロバイダーです。百度(バイドゥ)とテンセントもクラウド顧客の獲得に注力しており、Amazon Web Services(AWS)やマイクロソフトといった米国企業は、現地子会社を通じてクラウドサービスを運営しています。市場全体の成長は現時点では世界のクラウドコンピューティング市場に比べてやや遅れていますが、今後10年間で中国におけるクラウドサービスの需要は急増すると予想されています。

マイクロソフトとファーウェイは、ファーウェイの顧客向けに新たなサービスを提供するために協力すると、両社は声明で発表した。この発表は、上海で開催されているファーウェイ・コネクト2017カンファレンスの開幕を飾るものである。