
Element Data、AIを活用した意思決定を支援するプラットフォームを強化するために170万ドルを調達
モニカ・ニッケルズバーグ著

Stephen Lawler、Phani Vaddadi、Charles Davis。(Element Dataの写真)
機械学習を活用して個人や組織が重要な決定を下せるよう支援するシアトルのスタートアップ企業、Element Data が、投資家の Archibald Cox Jr. 氏が主導する 170 万ドルのシードラウンドを完了したばかりだ。
追加の投資家には、元アマゾン副社長のスティーブン・ローラー氏、Ad Lightning CEO のスコット・ムーア氏(元 Cheezburger 出身)、その他数名のエンジェル投資家が含まれる。
エレメント・データは、調達した資金をエンジニアリングチームの拡大と製品開発に充てる予定です。この製品は、人工知能を活用して、どの学校を選ぶか、どの候補者を採用するかといった意思決定を支援するプラットフォームです。エレメント・データのDecision Insights Computing Engine(DICE)は、ユーザーが提示する様々な選択肢を考慮し、人が下す可能性のある様々な意思決定の背後にある様々な基準、バイアス、条件を分析します。

「人々がどのように意思決定を行うかがわかれば、彼らがどのように行動するか、そしてその行動に影響を与える要因を特定できます」と、エレメント・データのCEO兼共同創業者であるジェフ・マクドナルド氏は述べています。「意思決定プロセスに関わる人々の属性がわかれば、これらの個人を総合的に分析し、意思決定プロセスと行動の傾向を明らかにし、将来の結果を予測したり、影響を与えたりすることができます。」
Element Data 社は資金調達と同時に、Microsoft Cortana と Bing のベテラン 2 人が率いるシアトルの機械学習スタートアップ企業 PV Cube の技術とチームの買収も発表しました。
「AIとインテリジェントエージェントの次世代は、文脈に基づいてデータを取得したり質問に答えたりするだけでなく、機械と連携して人間の意思決定プロセスにおけるパートナーとなり、真に人間を支援できるようになる必要があると考えています。このプロセスは時に煩雑で非効率的です」とマクドナルド氏は述べた。「しかし、目標は常に同じです。それは、与えられた決定や行動方針が最も満足のいく選択肢であるという確信を育むことです。そのためには、これらのシステムが、私たちが構築しているフレームワークと収集しているデータに基づいて機能する必要があります。」
Element Data にはシアトルで働く 5 人の正社員と 7 人の契約社員がいます。