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セールスフォース、マイクロソフトのベテラン、トニー・プロフェットを初の最高平等責任者に採用

セールスフォース、マイクロソフトのベテラン、トニー・プロフェットを初の最高平等責任者に採用

ダン・リッチマン

トニー・プロフェット
トニー・プロフェット

CRM大手セールスフォースは、マイクロソフトとHPでの経験を持つトニー・プロフェット氏を最高平等責任者に採用した。同氏はCEO兼会長のマーク・ベニオフ氏に直属し、9月26日に着任する予定。ベニオフ氏は今週初め、このような最高幹部レベルの幹部を採用する決定を発表していた。

プロフェット氏は、ジェンダー、LGBTQ、人種平等に焦点を当てた、同社の平等推進活動を主導する責任を負う。例えば、テクノロジー業界ではジェンダーに基づく賃金差別が蔓延しているが、セールスフォースは統計的に有意な賃金格差を解消するために300万ドル近くを費やしたと述べている。

プロフェット氏は、直近ではマイクロソフトの教育マーケティング担当コーポレートバイスプレジデントを務めていました。また、Blacks at Microsoftの共同エグゼクティブスポンサーであり、マイクロソフトの黒人マーケターを支援する組織であるBlackLightの創設役員でもあります。それ以前は、HPのプリンティング&パーソナルシステム事業でシニアバイスプレジデントとして事業運営を統括していました。また、ユナイテッド・テクノロジーズ・コーポレーションとハネウェルでも役員を歴任し、ブーズ・アレン・ハミルトンではパートナーを務めました。現在はガネットの取締役を務め、変革委員会の委員長を務めています。

「これはセールスフォースだけでなく、テクノロジー業界やそれ以外の分野にも広く影響を与える素晴らしい機会だ」とプロフェット氏は声明で述べた。

マイクロソフトとサンフランシスコに本社を置くセールスフォース・ドットコムはクラウド分野で提携しているが、セールスフォース・ドットコムの中核事業である顧客関係管理(CRM)事業を含む分野では競合関係にある。この分野では、マイクロソフトのライバルであるDynamics CRMが今週初めに大きな勝利を収めた。セールスフォース・ドットコムは、LinkedInの買収においてもマイクロソフトと競合していた。

[編集者注: Salesforce は GeekWire の年間スポンサーです。]