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Googleは5つの新しいクラウドコンピューティングリージョンと新しい海底ケーブルの計画を発表した。

Googleは5つの新しいクラウドコンピューティングリージョンと新しい海底ケーブルの計画を発表した。

トム・クレイジット

Google Cloud Platform の 2018 年のインフラストラクチャ計画。(Google 画像)

Google は 2018 年に、世界中で 5 つの新しいクラウド コンピューティング リージョンを立ち上げ、クラウドのライバルに対抗する準備を整えつつ、容量を増強する予定です。

同社は火曜日、ロサンゼルス、モントリオール、オランダ、フィンランド、香港の4つの新リージョンが年内に開設され、オランダと香港は第1四半期に稼働開始予定であると発表しました。各新リージョンには複数のアベイラビリティゾーンが用意されるため、お客様は特定のリージョンでワークロードを設定する際に柔軟性と保護を確保できます。

Googleはまた、世界中のデータセンターを接続する3本の新たな海底ケーブルの建設計画も発表しました。ロサンゼルスとチリを結ぶケーブルを独自に建設しており、Googleによると、通信会社以外で大陸間ケーブルを独自に建設するのは同社が初めてです。同社は既に企業コンソーシアムと共同で複数の海底ケーブルを建設しており、今後数年間でデンマークとアイルランド、香港とグアムを結ぶ2本の海底ケーブルをコンソーシアム主導で建設する予定です。

クラウドコンピューティング市場において長年、三角関係の立場にあったGoogleですが、同社の問題がコンピューティングインフラにあることは一度もありません。現代のデータセンターが顧客の需要を満たすために用いる技術や戦術の多くは、Googleが自ら開発したものです。同社はここ1年ほど、既存顧客と潜在顧客に対し、自社にはネットワークへの投資を継続するだけの専門知識と資金力があることを改めて認識してもらうために、精力的に取り組んできました。

誤解のないよう明確に述べておくと、市場リーダーであるAmazon Web ServicesとMicrosoftも、世界規模のコンピューティングインフラを世界中に構築、維持、そして改善するための専門知識と資金力を備えています。Googleの取り組みは、Oracle、IBM、Ciscoといった従来のエンタープライズテクノロジーベンダーとの差別化を図る試みです。これらのベンダーはクラウドコンピューティング事業の拡大を切望しながらも、クラウドリーダーに追いつくために必要な投資に追いつくには、様々な財務面およびマーケティング面の課題に直面しています。