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Valve、ハードウェア推進のためXbox 360コントローラーのベテランを採用

Valve、ハードウェア推進のためXbox 360コントローラーのベテランを採用

トッド・ビショップ

バリナガ氏はXboxアクセサリーの機械工学担当ディレクターを務め、Xbox 360ワイヤレスコントローラーのDパッドなどのプロジェクトに携わっていた。(Microsoft写真)

ビデオゲーム会社ValveがMicrosoftのベテランを採用するのは珍しいことではありません。共同創業者のゲイブ・ニューウェル氏自身もMicrosoft出身です。しかし、最近の採用事例の一つは、Valveが新型ゲーム機「Steam Box」の開発にあたり、ハードウェア設計にいかに真剣に取り組んでいるかを如実に物語っているようです。

Valveは、以前MicrosoftでXboxアクセサリーのメカニカルエンジニアリングディレクターを務めていたLouis Barinaga氏を採用しました。彼はMicrosoftの採用サイトで、Xbox 360ワイヤレスコントローラーの開発チームでの役割が紹介されました。彼の仕事は、コントローラーの回転式Dパッドの実現に大きく貢献しました。

バリナガ氏のLinkedInプロフィールには、機械工学の分野で働いているという以外、Valveで何をしているのかについて手がかりとなる情報は何もない(詳細を尋ねる我々のメッセージにはまだ返信がない)。しかし、Xbox 360コントローラーの複雑な構造に関する彼の経験は、ValveのSteam Box構想を考えると納得できるだろう。

ニューウェル氏は先月、The Verge に対し、Steam Box のコントロール機構には、Microsoft Kinect や Nintendo Wii などのデバイスに見られるような大規模なモーション コントロールとは対照的に、バイオメトリクスや視線追跡などの機能が搭載され、より繊細なゲーム コントロールが可能になると予想していると語った。

Valve の人事に関する別の、おそらくは無関係なニュースとして、同社の別のハードウェア エンジニアである Jeri Ellsworth が、解雇されたとツイートして今週話題になった。