
ラプソディ・インターナショナル、ストリーミング音楽会社の初代CEOにマイク・デイビス氏を任命
モニカ・ニッケルズバーグ著

音楽ストリーミングサービスのRhapsodyとNapsterを傘下に持つシアトルに本拠を置くRhapsody Internationalは、マイク・デイビス氏を親会社史上初のCEOに任命すると発表した。
デイビス氏は以前、ゴアズ・グループでTPGの成長アドバイザーおよびコンサルタントとして勤務していました。また、ギャビン・デ・ベッカー・アンド・アソシエイツやアライアンス・エンターテインメントなど、複数の企業でCEOを務めました。
「Napsterは音楽の楽しみ方を永遠に変えました。そして今、Rhapsodyが先駆者となったサブスクリプション音楽という概念が、音楽の未来としてどのように台頭しつつあるのかを目の当たりにしています」とデイビス氏はプレスリリースで述べた。「Rhapsodyの成功を礎に、人々がより手軽に好きな音楽を楽しめるよう尽力していきたいと考えています。」
デイビス氏は、ストリーミングサービスの加入者基盤の拡大と新製品の導入に注力するラプソディ・インターナショナルに入社しました。同社は過去6ヶ月間、加入者エクスペリエンスの向上と、ラプソディKIDSやリスナーネットワークといった新機能の導入に向けて「急速な開発」を進めてきたと述べています。
これらの新サービスは、新興のSpotifyをはじめとする他の音楽ストリーミングサービスとの競争に挑むRhapsody Internationalの継続的な取り組みの一環です。Rhapsodyは2015年に会員数が45%増加し、有料会員数は350万人に迫ったと報告しました。しかし、この成長には代償もありました。同社は年間売上高が16%増加したにもかかわらず、過去最高の3,550万ドルの純損失を計上しました。
シアトルに拠点を置くRealNetworksは、2010年にRhapsodyをスピンオフさせましたが、現在もRhapsodyの少数株を保有しています。定額制サービスで収益を上げるのに苦戦しているのはRhapsodyだけではありません。Spotifyは人気にもかかわらず、定額制サービスの料金を抑えようと努力しているため、損失を拡大し続けています。
RhapsodyのストリーミングサービスはSpotifyより何年も前から存在し、月額4.99ドルから9.99ドルの料金で提供されています。デイビス氏の指揮の下、Rhapsodyは新たな製品と収益源の開発を目指しています。「会社と音楽業界にとって非常にダイナミックな時期にRhapsodyに加わることができ、大変嬉しく思います」とデイビス氏は語りました。