
ソクラタが新しいdata.govを公開、政府データの保管庫を開設
ジョン・クック著
今月初めにシアトルで開催されたテクノロジー・アライアンスの年次昼食会で、米国最高技術責任者(CTO)のアニーシュ・チョプラ氏は、オープンガバメント運動が、これまで連邦、州、地方自治体の連携を困難にしてきた「多くの複雑さを解消しつつある」と説明した。チョプラ氏は特に、シアトルのスタートアップ企業Socrataの取り組みを高く評価した。同社はdata.govを通じて政府情報の透明性向上に貢献している。そして今、Socrataは政府機関がインタラクティブなチャート、地図、リストなど、新しい方法でデータを公開・配信できるよう設計された、新しいdata.govウェブサイトを公開した。
ソクラタ氏は、Zappos.com でローファーを選ぶのと同じくらい簡単に、政府データへのアクセスをフィルタリング、分類、分析できるようにしたいと考えています。
新しいdata.govサービスを紹介するビデオには、「今では、データを分析するのは、靴やテレビをオンラインで購入するのと同じくらい簡単です」と書かれている。
データを簡単に使いやすく、再利用できるようにしたいとお考えですか?新しいdata.govプラットフォームがお役に立ちます。HTMLコードのスニペットをコピーしてコンテンツ管理システムにドロップするだけで、誰でもウェブサイトやブログにデータを埋め込むことができます。まるでYouTube動画を埋め込むようなものです。
2007年に設立されたSocrataは、ソフトウェア起業家のケビン・メリット氏が率いています。当初はblistという社名で設立された同社は、Frazier Technology VenturesとMorgenthaler Venturesの支援を受けています。
新しい data.gov サービスのリリースは、オープン ガバメント プラットフォームの予算削減が進む中で行われました。O'Reilly Media の Alex Howard 氏は、data.gov の刷新により、Web サイトが「オンラインのままになるだけでなく、より多くの機能が追加される」ことが示されていると指摘しています。
今月初めの講演で、チョプラ氏はdata.govの取り組みの重要性と、それがどのようにして「情報仲介業者という新たな産業」を生み出す可能性があるかについて詳しく語った。
「ケビンはソクラタのリーダーの一人ですが、この情報をすべて活用し、お客様にとって有益なものにすることを仕事とする人は他にもたくさんいます」とチョプラ氏は述べた。「私たちは、この情報を私たちが想像もしなかった方法で新しい製品やサービスの有効成分として捉えている起業家たちを目にしています。」
[シアトル市CTOのビル・シュリア氏に感謝]