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GoogleはGmailでBox、Dropboxなどの人気サービスとの連携を開始

GoogleはGmailでBox、Dropboxなどの人気サービスとの連携を開始

トム・クレイジット

Google CEO サンダー・ピチャイ氏が Google Cloud Next 2018 で講演。(Google/Alive 取材写真)

Google は、G Suite オフィス生産性サービスの構築を継続する中で、今年 Gmail に多くの改良を加えており、木曜日には、Gmail 内で他のサービスからのファイルや情報を容易に交換できる新しい統合機能を導入しました。

今年初めのGoogle Cloud Next 2018で初めて発表されたCompose Actionsは、Gmailのアドオンで、ユーザーはメールの添付ファイルをBoxやDropboxなどのフォルダに直接保存できます。Googleのブログ投稿によると、Atlassian(木曜日にJiraの新しいデザインを発表したばかり)とEngyteも最初のアドオンに含まれており、今後さらに追加される予定です。

新しいアドオン統合により、Gmail ユーザーが Box ファイルを操作する方法の概要。(Google GIF)

G SuiteはGoogleのクラウド戦略の重要な部分であり、クラウドのインフラ面ではAmazon Web ServicesやMicrosoft Azureを参考にしています。Webベースのオフィス生産性向上ソフトウェアは多くのテクノロジー企業にとって古臭いものですが、ワークフロー管理にデスクトップファイルや添付ファイルを依然として使用している企業も少なくありません。中には、情報を伝達するために木から作られた薄くて平らな素材である紙をいまだに使用している企業さえあります。

BoxやDropboxといったクラウドベースのファイルサービスでデジタル時代への第一歩を踏み出す企業にとって、こうした連携はGmailユーザーの生産性を向上する簡単な方法となるだけでなく、4社が人々が最も多くの時間を過ごす場所にサービスを拡張するのにも役立ちます。Googleによると、今後さらに多くの連携が追加される予定で、開発者は自社開発アプリケーション向けに独自のGmail連携を構築することもできます。