
ユナイテッド航空、ロサンゼルス発サンフランシスコ行きでバイオ燃料を試験
モリー・ブラウン著

ユナイテッド航空は今夏、代替燃料を使って米国の定期路線を飛行する初の国内航空会社となる。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、最初のフライトはロサンゼルスを離陸し、サンフランシスコに着陸する際に「農場の廃棄物と動物性脂肪由来の油から生成された」バイオ燃料を使用する。その後、1日に4~5便がバイオ燃料30%、残りは従来のジェット燃料の混合燃料で運航し、その後ユナイテッド航空がこれを全燃料に混合する。
このフライトは画期的な出来事と捉えられており、ユナイテッド航空はこれを機にバイオ燃料の将来的な導入拡大に期待していると、ニューヨーク・タイムズ紙は報じている。ユナイテッド航空は2013年、ロサンゼルス国際空港(LAX)発サンフランシスコ行きの便の燃料として、カリフォルニアに拠点を置くAltAir Fuels社からバイオ燃料を購入することに合意した。今週、同社は家庭ごみをバイオ燃料に変換するカリフォルニアの企業、Fulcrum BioEnergy社への3,000万ドルの新規投資も発表した。
もちろん、飛行機での移動は大量の燃料を消費し、二酸化炭素排出量の増加につながります。ソーラーインパルス2の世界一周飛行は、再生可能エネルギーを利用した飛行という認識を高めようとしています。太陽光発電の航空機技術が民間航空会社にとって実用化されるまでにはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、バイオ燃料は正当な足がかりであり、排出量を削減し、航空会社のコスト削減につながることが期待されます。フルクラム社のCEOはニューヨーク・タイムズ紙に、同社のバイオ燃料は二酸化炭素排出量を最大80%削減し、最終的には1ガロンのバイオ燃料のコストを1ドル以下にすることができると述べています。
また、アラスカ航空は2020年までに少なくとも1つの空港でバイオ燃料を使用する計画で、サウスウエスト航空はレッドロック・バイオ燃料から約300万ガロンの木材残留物を購入し、2016年までに使用を開始する予定であるとも報じられている。
環境に優しい空を祈る。