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宇宙ロボット会社が小惑星を軌道に乗せる可能性

宇宙ロボット会社が小惑星を軌道に乗せる可能性

トッド・ビショップ

本日、Planetary Resources に関するさらなる詳細が明らかになった。ベルビューを拠点とするこのスタートアップ企業の計画は、ますます SF 小説から出てきたようなものになってきている。

同社が検討しているアイデアの一つは、小惑星を地球近くの軌道に乗せ、ロボットで貴金属を採掘できるようにすることだと、同社の共同設立者の一人、エリック・アンダーソン氏の言葉を引用したニューヨーク・タイムズ紙の今日の記事は伝えている。

アンダーソン氏は地球近傍小惑星を「太陽系の残りの部分への足がかり」と呼んでいる。

タイムズ紙の記事によると、同社はまず近くの小惑星を探すために宇宙に望遠鏡を打ち上げる計画だが、大規模な採掘にはまだ数十年かかる可能性があると指摘している。

全体的に狂った話のように聞こえるが、背後にいた人々のことを考えると、すぐに否定するのは難しい。

同社の社長兼チーフエンジニアは、NASAの火星探査車ミッションの元フライトディレクターであるクリス・ルウィッキ氏です。アンダーソン氏は、宇宙旅行スタートアップ企業Space Adventuresの共同創業者です。また、Xプライズ財団の創設者として知られるピーター・ディアマンディス氏も同社に関わっています。

さらに、この新興企業は、グーグルのラリー・ペイジ氏やエリック・シュミット氏、映画監督のジェームズ・キャメロン氏などの投資家や顧問の支援を受けている。

NYTの記事によると、同社には約25人のエンジニアがおり、プロジェクトに関わる技術の開発契約を通じてすでに収益を上げているという。

プラネタリー・リソーシズは火曜日、シアトルの航空博物館で計画を公式発表する予定です。GeekWireも同博物館に出展します。午前中に改めて記事をご覧ください。

イベントの招待状には、同社は「宇宙探査と天然資源という2つの重要な分野を融合し、世界のGDPに数兆ドルを追加する」と書かれていた。