
アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏、全社会議で自動車産業への熱意を示したと報道
ジェームズ・ソーン著

ジェフ・ベゾス氏は、また新たな業界に目を向けている。CNBCの報道によると、アマゾンのCEOである同氏は3月に従業員に対し、自動車業界で起こっている技術革命に「非常に興奮している」と語ったという。
「今の自動車業界について考えてみると、ウーバー化、電動化、コネクテッドカーなど、本当に多くのことが起こっています。本当に魅力的な業界です」と、ベゾス氏は全社会議で語ったと報じられている。「今後、見守るのも参加するのも非常に興味深いものになるでしょうし、私はこの業界全体にとても期待しています。」
これらの発言は、Amazonが今年初めに自動車スタートアップ企業に2件の投資を行ったことを受けてのものだ。Amazonは電気トラックのスタートアップ企業Rivianへの7億ドルの投資ラウンドを主導し、自動運転車ベンチャー企業Auroraへの投資ラウンドにも参加した。
ベゾス氏は、未来のコネクテッドカーを、2018年のホリデーシーズン四半期に過去最高の90億ドルに達したアマゾンの配送費増大を抑制する長期的な手段と捉えているのかもしれない。高額な配送費にもかかわらず、アマゾンは当面コスト削減の兆候を見せていない。先月、同社はプライム会員の注文において翌日配送を新たな標準とする計画を発表した。
同社は配送問題の解決を最優先事項と捉えていることは明らかです。20台から40台の車両を保有する小規模配送会社向けのパートナープログラムを立ち上げ、さらには従業員に退職してプログラムに参加するための資金援助も提供しました。
アマゾンは現在、荷物を配達できる「スカウト」という自律型ロボットと、トラック運転手と荷送業者をマッチングさせる貨物サービスをテストしている。
小売大手の同社は、次世代の自動車やトラックを自社の消費者向けデバイスにとってのビジネスチャンスと捉えている可能性がある。同社は、自動車メーカーやデバイスメーカーとの提携に加え、自社製の車載ガジェット「Echo Auto」を通じて、Alexa音声アシスタントを車に搭載することを目指している。
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