
Facebookは、仮想自撮り棒と落書き風蝶ネクタイでソーシャルVRの可能性を披露している
ジェームズ・リズリー著

仮想現実は人々を想像もできない新しい世界に連れて行くのに優れていますが、テクノロジーの進化の現段階では友人を連れて行くのは難しいかもしれません。
これは、VRヘッドセットメーカーのOculusも所有するソーシャル ネットワークFacebookにとって、まさに絶好の挑戦です。FacebookのF8開発者カンファレンスでCTOのマイク・シュローファー氏がデモした新プロジェクトは、ソーシャルVRの未来を予感させます。
https://youtu.be/dOhZWfryKCI
デモでは、シュローファー氏がソーシャルVRチームが取り組んでいるいくつかの探索について説明しました。仮想のシュローファー氏と同僚のマイケル・ブース氏は、カリフォルニアの異なる地域にいながら、仮想のロンドンを探索しました。
二人は互いのデジタルアバターを見ることができた。アバターは浮かぶ頭と手で構成されていた。表情や手振りを使うことで、シュローファーとブースは声だけよりも直接的なコミュニケーションをとることができた。ネクタイやメガネなどの絵を落書きし、アバターにピンで留めることもできた。もちろん、VRセルフィーも撮影した。
このソーシャル エクスペリエンスはまだ一般公開されていませんが、チームは、強力な VR ヘッドセットが市場に登場し始めた頃にリリースすることを意図して実験を行っています。
「これは、今日のVR技術を使って人々がどのように繋がり、共有できるかを探る私たちの探求の始まりに過ぎません」とブース氏はFacebookの投稿で述べた。「やるべきことはまだまだたくさんあり、解決すべき課題もたくさんあります。例えば、VR内で自分自身をより良くモデル化することで、『存在感』を、肉体のない頭と手から、より表現力豊かな人間のモデルへと高めていくことなどです。」
Facebook傘下のOculusは昨年、ユーザーが仮想空間でパチンコを発射したり、友人におもちゃを投げたりできるToyboxで独自のソーシャルVR体験を披露した。
Facebook版にはテレポート機能が追加されており、ユーザーはどこからでも仮想空間で交流できる。おそらくソーシャルネットワークのバックボーン上で実現されるのだろう。MicrosoftもHoloLensで同様の機能を開発しており、ARヘッドセットを使って「ホロポーテーション」で友人同士を繋ぐデモを行っている。