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クローガーはアマゾンに対抗するため、中国で食料品をオンライン販売するためアリババと契約を締結

クローガーはアマゾンに対抗するため、中国で食料品をオンライン販売するためアリババと契約を締結

テイラー・ソパー

中国杭州にあるアリババ本社にて。(GeekWire ファイル写真)

クローガーは本日、中国で食料品をオンライン販売するため中国のハイテク大手アリババと契約を結んだと発表した。この米国のチェーンはアマゾンなどと戦いながら、新たなテクノロジーへの投資を続けている。

QFCやフレッド・マイヤーなどの店舗を所有するクローガーは、アリババのTmallオンラインストアを活用したパイロットプログラムの一環として、プライベートブランド商品を販売する。シンシナティに本社を置くクローガーにとって、これは初の海外展開となる。同社はここ数ヶ月、英国のオンライン食料品店オカドとの提携、新しいeコマースサービス「クローガー・シップ」の立ち上げ、そして自動運転による食料品配達のパイロットプロジェクトなど、複数のテクノロジー関連の取り組みを展開している。クローガーはまた、他のテクノロジー導入についてもマイクロソフトと協力を進めている。

「Eコマースによって、クローガーは中国をはじめとする実店舗を持たない新規顧客や市場への迅速な展開が可能になります」と、クローガーの最高デジタル責任者であるヤエル・コセット氏は声明で述べた。「中国の消費者の皆様には、  アメリカのお客様と同様に、シンプル・トゥルース®製品をはじめとする当社のブランドを気に入っていただけると期待しています。」

食料品業界の覇権争いは、特に昨年のアマゾンによるホールフーズ・マーケットの137億ドルでの買収以降、激化の一途を辿っています。アマゾンは買収以来、ホールフーズ・マーケットとの様々な連携を進めており、食料品配達の拡大もその一つです。ウォルマートもオンライン事業に投資しており、アリババのライバルである中国のJD.comと提携しています。