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アマゾンは予約注文を受け付けないハシェット社のタイトルを宣伝している

アマゾンは予約注文を受け付けないハシェット社のタイトルを宣伝している

トリシア・デュリー

カリフォルニアアマゾンはエダン・レパッキの新刊『カリフォルニア』を 「7月のベストブック」の1冊と呼んでいるが、終末後の世界を描いたこの待望の小説は現実世界の戦いに巻き込まれている。

レパッキ氏は、Amazonと出版社アシェット社の間で、数ヶ月にわたり契約をめぐる争いが続いているという、いわば攻防戦の真っ只中にいる。Amazonは交渉戦術として、一部の書籍の出荷を遅らせており、レパッキ氏の作品に関しては、予約注文を受け付けないことも決定した。

アマゾンがハシェット社に強硬な姿勢を見せるまでにこれほどの努力をしてきたことを考えると、アマゾン編集チームがなぜこの本を今月のおすすめ本として宣伝することを良いアイデアだと考えたのかは不可解だ。7月7日の出荷開始前には、この本は現在「予約受付中」となっている。さらに、GigaOmの報道によると、この本の商品ページにはKindle版へのリンクがない。

Amazonで今月のベストブックに選ばれました。でも、まだ予約注文はできません。(親切な記事を書いてくれた@knguyenさん、ありがとうございます!)

— エダン・レプキ (@EdanL) 2014 年 7 月 1 日

コルベールしかし、アマゾンの広報担当者は「アマゾンの編集チームは他のチームとは独立して本の推薦を選んでいる」と述べている。

彼女は、カリフォルニアの顧客は7月8日から注文できるようになると付け加えた。

Amazon は書籍販売の多くを担っているため、事前注文の不足は書籍の発売の成功の可能性を損なう可能性があります。

そこで、同じくハシェット紙のライターで「ザ・コルベア・レポート」のスティーブン・ コルベアが介入し、レパッキ氏に「コルベア・バンプ」とでも言うべきものを与えようとした。先月の番組では、ジェフ・ベゾス氏をハリー・ポッターの悪役になぞらえ、梱包箱越しにアマゾンに中指を立てた。さらに、ポートランドに拠点を置くパウエルズのウェブサイトでレパッキ氏の小説を予約注文するよう視聴者に呼びかけた。

効果が出ているようです。今日現在、ハードカバー版はPowells.comでベストセラー1位になりました。