
OneBusAwayの開発者がシアトルのリアルタイム交通データをGoogleマップに提供
ジェームズ・リズリー著

シアトル地域は、Googleマップアプリでリアルタイムの交通情報を確認できる最新の地域です。Androidユーザーは明日からこの機能をご利用いただける予定です。iOSアプリも近日中にアップデートされる予定です。
この変更により、ユーザーは時刻表に頼ることなく、リアルタイムの情報を受け取ることができるようになります。ルートオプションには、様々な交通手段の定時運行状況が含まれます。つまり、交通渋滞によりバスの運行が遅れている場合はライトレールへの乗り換えを勧められたり、いつものバスに乗り遅れた場合には別のバス路線への乗り換えを勧められたりする可能性があります。
この新しいデータは、2011年にGoogleに入社する前に人気アプリ「OneBusAway」を開発したブライアン・フェリス氏のおかげで追加されました。Googleは同年後半にオレゴン州ポートランドのリアルタイムデータを追加し、その後シカゴやロンドンなどの他の都市のデータも追加しましたが、シアトル市民はこれまで時刻表データに頼らざるを得ませんでした。フェリス氏は20年間、マイカーを所有していません。
「シアトルの交通渋滞は年々悪化しており、交通機関を快適に利用してもらうためにはリアルタイムの情報が不可欠です」とフェリス氏はGeekWireへのメールで述べた。「シアトルに新しいライトレール路線を建設したり、新しいバスサービスを追加したりすることはできないかもしれませんが、みんなの通勤を少しでも快適にするツールの開発に貢献することはできます。私にとってはそれで十分です。」
データはキング郡メトロとサウンドトランジットの両方から提供されています。ワシントン大学は2013年にOneBusAwayの管理権をサウンドトランジットに移譲しました。