Watch

スプリントが完全買収に動いたことでクリアワイヤの株価が急騰

スプリントが完全買収に動いたことでクリアワイヤの株価が急騰

ジョン・クック

CNBCがスプリント・ネクステルが年末までにベルビューのブロードバンド無線通信プロバイダーであるクリアワイヤの残りの株式取得を試みる可能性があると報じたことを受け、クリアワイヤの株価は本日10%以上急騰した。CNBCのデイビッド・ファーバー氏は、日本のソフトバンクによる買収に合意しているスプリントが、年末までにクリアワイヤの未保有株式49%の取得を試みる可能性があると報じた。

スプリントはクリアワイヤの強力な周波数保有に最も関心を示しているが、一部の投資家は、買収によってこれらの資産がスプリントに直接流入した場合、過小評価される可能性があると懸念している。先月、マウント・ケレット・キャピタル・マネジメントのジョナサン・フィオレロ氏は、クリアワイヤの未使用周波数資産の価値は60億ドルから90億ドルに達する可能性があると示唆した。これは、クリアワイヤの現在の時価総額39億ドルの約2倍に相当する。

クリアワイヤの株式約7%を保有するフィオレロ氏は、スプリントがクリアワイヤを格安で買収しようとする可能性を示唆した。彼は次のように書いている。

さらに、スプリントがクリアワイヤの支配者として新たに確固たる地位を築いたこと、両社間の事業協定が複雑に絡み合っていること、そしてスプリントの利益とクリアワイヤの一般株主の利益との間に潜在的な対立があることを考慮すると、クリアワイヤとスプリントの間のあらゆる取引は非常に高い基準に従うべきであると考えています。

スプリントとクリアワイヤの関係は、長年にわたり幾多の浮き沈みを経験してきました。スプリントは10月に創業者クレイグ・マッコー氏の株式買収に合意し、クリアワイヤの過半数株式を再び取得しました。クリアワイヤの株価は今年に入って約38%上昇しています。

GeekWireの以前の記事:Clearwireの投資家がSprintに一斉射撃、通信事業者が周波数帯の販売に干渉しないよう警告