
飛び跳ねる木星!ジュノーからの眺めは最高!
アラン・ボイル著

惑星間の元気づけが必要なら、NASA のジュノー探査機が撮影したこの木星の写真がぴったりかもしれません。
この写真は、12月11日に探査機ジュノーに搭載されたジュノーカムによって接近飛行中に撮影されたものです。左下には、小赤斑(NN-LRS-1)と呼ばれる巨大な嵐が見えます。NASAは本日、この小赤斑について画像注意報で次のように述べています。
この嵐は、地球上で3番目に大きな高気圧性の赤みがかった楕円形で、地球上の観測者が過去23年間追跡してきました。高気圧とは、中心の高気圧域の周囲に大規模な風の循環を伴う気象現象です。北半球では時計回り、南半球では反時計回りに回転します。
JunoCamは、科学的なデータではなく、一般への情報提供を主な目的としている点で、注目すべき観測装置です。誰でもカメラの観測対象を提案し、どの観測対象が選ばれるか投票することができます。撮影された生画像はJunoCamのウェブサイトで公開され、一般の人々が自由に閲覧・加工することができます。
この画像は、市民科学者のジェラルド・アイヒスタット氏とジョン・ロジャース氏によって処理されました。12月のフライバイで撮影された他の写真も、JunoCamのギャラリーでぜひご覧ください。
次回のフライバイの投票が終了し、最有力候補はオーバル BA またはレッド スポット ジュニアとして知られる木星で 2 番目に大きい高気圧です。
11億ドル規模のジュノー探査ミッションの主な科学的目的は、木星の磁場と重力場の探査、そして木星内部の組成の解明です。ジュノーは今後1年間、木星の周りを周回し続ける予定で、探査が終了すると、木星の荒れ狂う雲頂に突き落とされ、その運命を決定づけることになります。