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Polyverseが新たに100万ドルの資金調達を実施、Linuxセキュリティ製品のWindows版を準備

Polyverseが新たに100万ドルの資金調達を実施、Linuxセキュリティ製品のWindows版を準備

トム・クレイジット

アレックス・グナレス氏、ポリバースCEO。 (ポリバースフォト)

ポリバースは、前回の資金調達から数か月後にさらに100万ドルを確保し、ベルビューのセキュリティスタートアップが調達した資金の総額は1,000万ドルとなった。

新たな資金調達は、Polyverseが1月に調達した200万ドルの資金調達ラウンドに続くものであると、CEOのアレックス・グーナレス氏がGeekWireの取材に対し認めた。また、1月のラウンドで匿名の「戦略的投資家」を調達した際と同様に、Polyverseは新たな資金調達の出所を公表していない。

Polyverse Linuxは同社の主力製品であり、UbuntuやFedoraなどのオープンソースLinuxディストリビューションが稼働するサーバーをリモートから乗っ取ろうとする試みに対抗するため、12時間ごとにわずかに異なる独自のLinuxビルドを作成します。これは、企業のソフトウェアスタック内で攻撃の標的となる可能性の高い箇所に小さな変更を頻繁に加えることで、最も一般的なソフトウェア脆弱性であるメモリバグを悪用する攻撃から顧客を保護します。

「現在、数百万台のサーバーに導入されています」とグナレス氏はインタビューで述べた。国防総省が顧客であり、他の政府機関もこの製品に興味を示していると、同氏は1月に語っていた。

グーナレス氏によると、同社はWindowsマシンのセキュリティ強化に役立つ製品バージョンを準備しており、初期リリースは今年後半にリリースされる予定だという。企業コンピューティングではLinuxサーバーが主流だが、Windowsマシンも依然として多く存在しており、Windowsバージョンは企業のデスクトップのセキュリティ強化にも役立つ可能性があるとグーナレス氏は述べた。

Polyverseは現在黒字経営だが、これはエンタープライズ向けテクノロジースタートアップではあまり見られない用語だ。同社は現在ベルビューに30人以上の従業員を抱えており、グナレス氏は将来的に事業拡大のために資金の一部を投入する可能性を否定していないものの、現状は現在の収益で運営していると述べている。