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Google傘下のNestがDropcamを5億5500万ドルで買収へ

Google傘下のNestがDropcamを5億5500万ドルで買収へ

ブレア・ハンリー・フランク

main_06202014_最終コネクテッドホームスペースがさらに統合されました。

インターネット接続型サーモスタットや煙探知機で知られる、Google 傘下のホームオートメーション企業 Nest は、顧客がどこにいても自宅の様子を確認できる家庭用監視カメラのメーカー Dropcam を買収した。

Nestの共同創業者でエンジニアリング部門責任者のマット・ロジャース氏は本日のブログ投稿で、同社の顧客の多くがDropcamのカメラも所有していることから、今回の買収はNestにとって自然な流れだったと考えていると述べた。

このニュースは、GoogleがNestを32億ドルで買収してからわずか4か月後に発表された。買収は、同社の製品と人材(元Apple幹部のトニー・ファデル氏を含む)をGoogle傘下に収めるという動きだった。今回の買収により、ホームオートメーション分野で最も人気のある大型製品の多くがGoogleの傘下に入った。

そのため、ロジャーズ氏は、特に両社がグーグルの傘下になる今、顧客のデータプライバシーに関する懸念を未然に防ごうと努めた。

「Nestの顧客データと同様に、DropcamもNestのプライバシーポリシーの対象となります。このプライバシーポリシーでは、顧客の許可なくデータが(Googleを含む)第三者と共有されることはないと規定されています」とロジャーズ氏は述べている。「Nestは有料のビジネスモデルを採用しており、広告は当社の戦略には含まれていません。Dropcamを買収することで、Dropcamにも同じポリシーを適用します。」

今すぐDropcamの購入を検討されている方にとって、大きな変更はありません。同社の製品は引き続き販売されており、お客様は引き続きDropcamアカウントをご利用いただけます。

しかし、この買収はAmazonにとって損失となる。同社は現在、受信し顧客に提供するすべての動画処理にAWSを利用している。今回の買収により、Amazonは最終的にワークロードをGoogle Cloud Platformに移行する可能性が高く、Amazonの収益の一部が失われることになる。