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ロボティック・プロセス・オートメーション技術のスタートアップUiPathが350億ドルの評価額で7億5000万ドルを調達

ロボティック・プロセス・オートメーション技術のスタートアップUiPathが350億ドルの評価額で7億5000万ドルを調達

テイラー・ソパー

UiPath CEO ダニエル・ディンズ (UiPath 写真)

UiPathがさらなる資金調達を実施中。ニューヨークに拠点を置く同社は、シリーズFラウンドで7億5000万ドルを調達したことを発表した。これにより、企業価値は350億ドルに上昇した。

これは、7月に102億ドルの評価額で2億2,500万ドルを調達したシリーズEラウンドに続くものです。これまでの資金調達総額は約20億ドルです。

2005年に設立されたUiPathは、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)と呼ばれる技術を開発しています。これは、AIを活用して学習し、定型的かつ平凡なソフトウェアプロセスや業務ワークフローを人間の作業から代替するシステムです。同社は7月に年間経常収益が4億ドルを超えたと報告しました。

UiPathは、マイクロソフト本社近くのワシントン州ベルビューに研究開発拠点を置いています。マイクロソフトは昨年、UiPathの競合企業であるロンドンに拠点を置くSoftomotiveを買収しました。

シリーズFラウンドは、Alkeon Capital ManagementとCoatueが主導しました。以前の投資家であるシアトルを拠点とするMadrona Venture Groupは、このラウンドには参加しませんでした。

マドロナのマネージングディレクターであるS. “Soma” Somasegar氏は、元Microsoftの開発部門のリーダーであり、2018年にUiPathの取締役会に加わりました。

マドロナ氏は、シリコンバレーに拠点を置くクラウドデータウェアハウス・コンピューティング企業、スノーフレークの支援者でもある。同社は9月にソフトウェア業界史上最大のIPOを果たした。スノーフレークはシアトル地域にエンジニアリングセンターも構えている。