
Q&A: クリーンテクノロジーのスタートアップ企業がビジネス上の意思決定をエネルギーコストと関連付ける
デニス・デュボア著

Distributed Energy Managementは、スマートメーターやその他のデータソースから得られるエネルギーデータを分析し、ビジネスオペレーションと相関させるビジネスインテリジェンスソフトウェアを提供しています。ブレマートンに拠点を置くこのスタートアップ企業について、MITで材料科学と工学の学士号と修士号、オックスフォード大学でMBAを取得した創業者のジミー・ジア氏に話を伺いました。
分散型エネルギー管理はどのように世界を変えるのでしょうか? 「エネルギーを運用コストの観点から考えることで、事業主は変更を加え、エネルギーを節約しやすくなります。私たちは、お客様のエネルギー使用情報に基づいたビジネスインテリジェンスサービスとして、スマートメーターのデータを事業運営に関連する情報に変換します。これにより、ビル管理者や事業主は、多くの人が理解していないキロワット時間に基づいてエネルギーに関する意思決定を行う必要がなくなります。代わりに、事業運営を最適化する方法を示します。」
この方法でどれくらいのエネルギーを節約できるでしょうか? 「あるお客様では、エネルギーコストの約5%が夜間の清掃サービスのために照明を点灯し続けることに費やされていることがわかりました。このコスト情報に基づいて、お客様は日中の清掃サービスのために照明を点灯し続ける価値があるかどうかを判断できます。」
収益はどうやって得ているのですか? 「中小規模の商業ビルの分析には、1平方フィートあたり1セントを請求しています。その後、変更が確実に行われ、コスト削減が実際に達成されたかどうかをモニタリング・検証するために、月額料金を請求しています。ピュージェット湾地域は米国で最もエネルギーコストが低い地域の一つで利益を上げているので、全米の他の地域にも展開できることに期待しています。」
このアイデアはどこから生まれたのですか? 「私はMBAを取得しており、エンジニアとして訓練を受けています。このアイデアは、共同創業者と私が、ほとんどの不動産管理者がエネルギー管理システムを導入する余裕がないことに気づいたことから生まれました。あるいは、導入できたとしても、そのシステムから得られる成果を事業運営における省エネの判断材料にできないのです。」
この記事は、2012年のクリーンテック・オープンの参加者に関するデニス・デュボア氏によるシリーズ記事の一つです。デニス氏はGeekWireでエネルギー関連の記事を執筆しており、クリーンテック・オープンに参加するスタートアップ企業のボランティアメンターも務めています。