
シエラネバダ社のドリームチェイサー宇宙飛行機が大規模なテスト飛行に成功した
アラン・ボイル著

シエラネバダ社は、同社のドリームチェイサー試作宇宙飛行機が本日、ヘリコプターから投下され、カリフォルニア州モハーベ砂漠に滑空着陸に成功したと発表した。
本日エドワーズ空軍基地で行われた無人試験では、ドリームチェイサーが2013年以来初めて空中を自由飛行した。前回の飛行も成功と判断されたが、着陸装置が正しく展開されず、翼のある機体が滑走路から外れて墜落した。
その後の数年間、SNC はエドワーズ氏の所有地内にある NASA のアームストロング飛行研究センターでの新しい一連の飛行試験に備えて、空力試験機の修理とアップグレードを行った。
8月に行われた拘束携行テストでは、ドリームチェイサーはヘリコプターに繋がれた状態で2時間近く空中を飛行した。
2013年のテストと同様に、今日の進入および着陸テストでは、ドリームチェイサーをヘリコプターから投下し、エドワーズ空港の滑走路に飛行機のように自律滑空して着陸させた。
SNCはツイートで、自由飛行試験が成功したと発表した。「ドリームチェイサーは見事な飛行と着陸を見せました!」と同社はコメントした。
NASAがこの飛行試験の結果を受け入れれば、同宇宙機関の商業乗員統合能力プログラム(CCICap)の一環として2012年にSNCに与えられた2億2,750万ドルの契約の最終節目となる。
SNCは昨年、国際宇宙ステーションとの間で貨物を輸送するための無人宇宙船「ドリームチェイサー」の開発契約を獲得した。同社がスケジュール通りに進めば、宇宙対応版のドリームチェイサーは2020年に納入を開始する可能性がある。
SNCはまた、ドリームチェイサーで国際的なペイロードを軌道に乗せて帰還させる協定を国連と結んでいる。
全長9メートルのドリームチェイサーは、1990年代のNASAのリフティングボディ設計(HL-20)をベースにしており、NASAのスペースシャトルを彷彿とさせる外観をしています。有人バージョンは7人の宇宙飛行士と装備を搭載でき、無人バージョンは12,000ポンド(約5,400kg)の貨物を運ぶことができます。
どちらのバージョンも、ユナイテッド・ローンチ・アライアンスのアトラス5号や欧州宇宙機関のアリアン5号などのロケットに搭載して軌道に乗せられ、滑走路に着陸するために地球に戻ってくるように設計されている。