
レポート:2015年のスマートフォン出荷台数は約15億台、Huaweiが成長率トップ
ジェームズ・リズリー著

スマートフォンを持っていない人を見つけるのはますます難しくなっています。IDCの最新のデータを見れば、その理由は一目瞭然です。
IDCの推計によると、2015年のスマートフォン出荷台数は14億3000万台で、2014年比10%以上増加し、スマートフォン販売台数としては再び記録的な年となった。しかし、この成長はサムスンとアップルだけによるものではない。中国のHuaweiとXiaomiも大きな成長を遂げている。
「スマートフォン市場では通常、話題はサムスンとアップルに集中しますが、ファーウェイの四半期および年間の好調な業績は、同社が国際ブランドとしてどれほど成長したかを物語っています」と、IDCのシニアリサーチマネージャー、メリッサ・チャウ氏は声明で述べています。「中国経済の減速をめぐっては不確実性が高いものの、ファーウェイは世界規模での多角化に成功した数少ない中国ブランドの一つであり、出荷のほぼ半分が中国国外向けとなっています。」
全体として、Huawei の出荷台数は 2015 年に 1 億 600 万台に達し、前年比で 45% 近く増加しました。一方、上位 5 社のスマートフォン製造会社の中で 2 番目に速い成長*を遂げた Lenovo は、前年比でわずか 24.5% の成長にとどまりました。
Xiaomiも大幅な成長を遂げ、2015年のデバイス出荷台数は前年比で約23%増加しました。しかし、同社は依然として販売を中国に依存しており、出荷の90%は中国国内で行われています。インドとブラジルでも販売を開始していますが、これらの市場ではまだ大きな成長は見られません。
AppleとSamsungは依然として好調です。iPhoneの売上は前四半期に横ばいとなりましたが、Appleのスマートフォン出荷台数は2015年に推定20.2%増加しました。Samsungは通年でわずか2.1%の伸びにとどまったものの、第4四半期の出荷台数は14%増加しました。
*レノボは、2014年後半に買収したモトローラの所有権を考慮すると、それほど良い結果は出なかったが、ブランドを合わせると20パーセント以上の縮小となるが、IDCは今のところ両社を別々に追跡している。