
ニューヨークの企業がシアトルのアマゾン入居オフィスビルに2億4400万ドルを投じる
ナット・レヴィ著

アマゾンがシアトルに建設してきた数え切れないほどのオフィスビルの1棟が、また1棟高額で売却された。

この物件は「アマゾン・フェーズVII」と呼ばれ、なんと2億4,400万ドルで売却されました。ニューヨークに拠点を置くトライスター・キャピタルとRFRホールディングの2社が、シアトルのサウス・レイク・ユニオン地区にある31万8,700平方フィートのこの建物を、開発業者のポール・アレン氏のバルカン・リアル・エステートから購入しました。
NBBJが設計し、ターナー・コンストラクションが施工した12階建ての建物は、400 Ninth Ave. N.にLEEDゴールド認証を取得しています。アマゾンのビルと他のビルの区別がつかない方のために説明すると、1階にサムズ・タバーンが入っているビルです。
アマゾンはシアトル本社のデザイン、特に最新オフィスタワーの球体三部作で注目を集めており、このビルにも独自の特徴があります。公共広場の上に吊り下げられた、地元アーティスト、ダン・コーソンによるパブリックアート作品「Nebulous」は、Vulcanのプレスリリースによると、「シアトルと世界の環境とテクノロジーの変化する風潮を想起させる」作品です。
世界中の投資家がシアトルのアマゾン本社ビルの取得を競い合ってきた。しかし、アマゾンは2012年にバルカンから11棟の本社ビルを11億6000万ドルで買収し、その大半を市場から撤退させた。
これらの建物はアマゾンが何年も使えるはずだったが、同社の急成長に伴い、より広いスペースが必要になった。バルカン社は、この近隣にオンライン小売大手のためにさらに数棟の建物を建設したが、それらもすぐに売れた。2015年末、バルカン社はアマゾン・フェーズVI(合計38万平方フィートのオフィススペースを持つ2棟の建物)をドイツの不動産ファンド運用会社ユニオン・インベストメントに2億9900万ドルで売却した。その後夏には、12階建て、31万7000平方フィートのアマゾン・フェーズVIIIを韓国の投資運用会社ミレ・アセット・グローバル・インベストメンツに2億4680万ドルで売却した。
これで、バルカンが所有するアマゾンの建物はあと1つ、ウェストレイク428番地にある元トミーバハマ本社ビルのみとなるが、この賃貸契約は先月発表されたばかりだ。