
シアトルのバーク博物館にT.レックスが展示される
アラン・ボイル著

シアトルのバーク自然史文化博物館の古生物学者たちが、長さ4フィートの頭蓋骨を含むティラノサウルス・レックスの化石を発見し、持ち帰った。
重さ2,500ポンドの石膏で覆われた恐竜の頭蓋骨は、木曜日に博物館で平床トラックから降ろされる予定だ。
バーク博物館によると、研究チームは今年の現地調査シーズン中に、モンタナ州北部のヘルクリーク層で、ほぼ完全な状態の頭蓋骨のほか、T・レックスの下顎骨、椎骨、肋骨、歯の一部を発掘したという。
モンタナ州、ワイオミング州、ダコタ州にまたがるこの地層は、恐竜の化石が数多く発見される地です。中でも最も有名な標本の一つが、シカゴのフィールド自然史博物館に展示されているT・レックスの骨格「スー」です。
対照的に、ワシントン州は 恐竜の宝庫ではありません 。かつてこの地域にT・レックスのような恐竜が生息していたことを示す最初の証拠が発見されたのは、つい昨年のことです。しかし、バーク博物館の研究者たちは毎年夏にヘルクリークへ野外調査に出かけ、非営利の教育プログラム「Discovery in Geosciences Field School」(略してDIG)も行っています。
ティラノサウルス・レックスの発見は、古生物学ボランティアのジェイソン・ラブ氏とルーク・タフツ氏の功績とされています。チームを率いたのは、ワシントン大学生物学教授であり、博物館の脊椎動物古生物学の非常勤学芸員でもあるグレッグ・ウィルソン氏です。チームメンバーには、ワシントン大学生物学者で同博物館の脊椎動物古生物学学芸員であるクリスチャン・シドール氏と、化石発掘チームのチーフであるデイブ・デマー氏もいます。
木曜日の配達にはチームメイト全員が出席する予定です。
ウィルソン氏と彼のチームは、恐竜の背骨の跡やテスケロサウルスの骨格など、他にも様々な化石をバークに送り返している。(テスケロサウルスは、6600万年前の大量絶滅で恐竜が絶滅する直前に出現した小型鳥脚類の一種である。)
モンタナ州ヘルクリーク層から恐竜の背骨の痕跡が水曜日に発見されました!pic.twitter.com/VtwMNx2EtC
— バーク自然史文化博物館 (@burkemuseum) 2016年7月22日
同博物館は、木曜日にT・レックスの発見に関する詳細情報を公開する予定だ。石膏に包まれたままの頭蓋骨は、土曜日にバーク博物館のロビーで一般公開される予定だ。