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LinkedInはマーケティングと広告サービスを強化するためにDrawbridgeを買収した。

LinkedInはマーケティングと広告サービスを強化するためにDrawbridgeを買収した。

ナット・レヴィ

(ビッグストックフォト)

LinkedIn は、顧客やターゲットオーディエンスについてより詳しく知るために人工知能を使用する、資金力のあるサンフランシスコ地域のスタートアップ企業 Drawbridge を買収しました。

マイクロソフト傘下の同社はブログ投稿で、Drawbridgeを同社の広告・マーケティングツール部門であるLinkedIn Marketing Solutionsに統合すると発表した。ブログ投稿によると、LinkedInのマーケティング部門は年率46%の成長を遂げており、直近四半期のLinkedIn全体の売上高は前年比27%増だった。

取引条件は明らかにされていない。

Drawbridgeの技術は、LinkedInが顧客がターゲットオーディエンスにリーチし、理解する能力を「加速」させるでしょう。LinkedInは、「メンバーと顧客が当社と共有することを選択したデータに対する強力な管理体制を今後も維持していく」と述べています。

ドローブリッジは2011年以降、セコイア・キャピタルやクライナー・パーキンスといった大手投資家から総額6,900万ドルを調達している。同社を率いるのは、2010年にGoogleに買収されたAdMobの元シニアリサーチサイエンティスト、カマクシ・シヴァラマクリシュナン氏だ。同社はSalesforce、Adobe、IBM、Oracleといった大手テクノロジー企業を顧客に抱えている。

「当社のグラフは、数十億もの顧客タッチポイントと、他では見られないオンラインとオフラインのインタラクションの幅広さと深さを融合しています」とウェブサイトには記載されています。「お客様の顧客データを加えると、Drawbridgeの特許取得済みAIがデータを拡充・補完し、比類のない明瞭性で顧客データを表示します。」

Drawbridge の競合企業としては、Tapad、Lotame、シアトルを拠点とする Amperity などがある。

CrunchBaseによると、今回の買収はLinkedInにとって全体で22件目、2016年にマイクロソフトが262億ドルで買収して以来4件目の買収となる。LinkedInによる直近の買収はGlintで、買収価格は4億ドルと報じられている。