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紹介の再考:シアトルのスタートアップCandidateが企業の採用を支援するために資金を調達

紹介の再考:シアトルのスタートアップCandidateが企業の採用を支援するために資金を調達

テイラー・ソパー

候補者CEOのライアン・アグレスタ氏。(Nataworry Photography撮影)

新たな資金調達:  Candidateは水曜日にベータ版をリリースし、400万ドルのシードラウンドで資金調達を完了しました。シアトル発のこのスタートアップは、友人や同僚を求人に紹介した人に2,400ドルから6,000ドルを支払います。

仕組み: 企業はCandidateプラットフォームに求人情報を掲載します。審査を通過した紹介者は、自身の職場や個人的なネットワークから、適任の人材を紹介してもらいます。紹介者が採用された場合、企業はCandidateに報酬を支払い、Candidateは紹介者に報酬の約80%を支払います。Candidateは残りを収益として受け取ります。

社内ネットワークの枠を超えて従業員による紹介を拡大することが狙いです。候補者は、シアトル、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスのオフィス勤務に加え、全国各地のリモート勤務の求人情報を掲載しています。

牽引力: 同社のCEO、ライアン・アグレスタ氏は、売上高や成長指標の公表を控えたものの、需要は予想を上回っていると述べた。多くの企業が人員配置の変更、リモートワークの導入を進めており、従業員の転勤やライフスタイルの変化に伴う離職率も増加しているという。こうした傾向がキャンディデートにとって追い風となっているという。

テクノロジー業界における多様性推進の潮流も、キャンディデートのモデルに影響を与えている。「従業員からの紹介は常に最良の採用源となってきたものの、多様性のあるチームを構築する上で最悪の方法であることに、企業はますます気づき始めている」とアグレスタ氏は述べた。

アグレスタ氏は以前、シアトルの物流スタートアップ企業コンボイで業務を管理し、ウーバーやアマゾンでも勤務経験がある。

投資家:シードラウンドはVoyagerが主導し、Positive Sum、RevolutionのRise of the Rest Seed Fund、Ascend、BAM Ventures、Vulcanが参加しました。GeekWireは昨年8月に100万ドルの初期資金調達を報じており、これまでの資金調達総額は500万ドルです。