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元マイクロソフト幹部ボブ・マグリア氏がデータウェアハウスのスタートアップ企業スノーフレークに2600万ドルを調達

元マイクロソフト幹部ボブ・マグリア氏がデータウェアハウスのスタートアップ企業スノーフレークに2600万ドルを調達

ジョン・クック

ボブ・マグリア
ボブ・マグリア

ボブ・マグリアは雲の中、いや雪片の上に浮かんでいると言ってもいいでしょう。

マイクロソフトに23年間勤め、160億ドル規模のサーバーおよびツール事業の社長も務めたこのベテランは、2011年に同社を退社し、現在はシリコンバレーの新興企業スノーフレーク・コンピューティングを率いている。

そして本日、カリフォルニア州サンマテオに拠点を置く同社は、Sutter Hill Ventures、Wing Ventures、Redpoint Venturesを含む投資家グループから2,600万ドルのスタートアップ資金を調達したことを発表した。

同社によれば、この資金は「クラウド用のデータウェアハウスを改革する」ために使われるという。

マグリア氏はジュニパーネットワークスで2年間勤務した後、6月にスノーフレークのCEOに就任した。

「この10年間、データウェアハウスにおけるイノベーションは驚くほど少なかった」と、マグリア氏は本日のプレスリリースで述べた。「だからこそ、今日そして未来のデータ、分析、そしてテクノロジーのイノベーションに対応できるデータウェアハウスを構築するという、巨大でありながらほとんど未開拓の市場機会が生まれているのだ。」

同社は本日、Snowflake Elastic Data Warehouseと名付けた製品を初めて発表しました。この製品は、すべてのデータ、ユーザー、ワークロードを単一のSQLデータウェアハウスに一元管理するという構想で、同社はこのクラウドベースのシステムはオンプレミスシステムよりも90%安価であると主張しています。

「クラウドサービスは膨大なデータリポジトリを生み出し、これまでは考えられなかったほど利用パターンや顧客の嗜好を明らかにできる。こうしたデータから洞察を得る必要性は、これまで以上に高まっている」とマグリア氏は述べている。

この取引の一環として、過去にSybase、Documentum、Datameerに投資していたRedpoint VenturesのJohn Walecka氏がSnowflakeの取締役会に加わった。