
マイクロソフトが新サービスでAzureをオンプレミスに導入
ブレア・ハンリー・フランク著
Amazon が顧客にパブリック クラウドへの全面移行を促し続ける一方で、Microsoft は、すべてのワークロードをプライベート データセンターに保持したい顧客にクラウド機能のパワーを提供しています。
今朝シカゴで開催されたIgniteカンファレンスで発表された新しいMicrosoft Azure Stackにより、管理者と開発者は、Microsoftがパブリッククラウドプラットフォームに組み込んだインフラストラクチャおよびプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)ツールをオンプレミスでも利用できるようになります。Azure Stackは、SQL ServerやSharePointといったMicrosoftのエンタープライズアプリケーションの管理に加え、仮想サーバーやプラットフォームサービスの展開管理にも活用できます。
このシステムは、Microsoftがパブリッククラウドサービスで提供しているものと同様に、オンプレミス環境におけるセルフサービス型のアプリケーションプロビジョニングも可能にします。さらに、ユーザーは、先日プレビュー版が公開されたAzure Resource Managerを活用して、オンプレミスインフラとMicrosoftのパブリッククラウドの両方にまたがるハイブリッドクラウドワークロードを処理できるようになります。
Azure Stackは今夏からプレビュー版としてリリースされます。これは、Dellと共同開発したラックマウント型ハードウェア「Cloud Platform System」を含む、Azureのより大規模なハイブリッドクラウド構想の一環です。このシステムは、企業が自社のプライベートデータセンターをAzureクラウドに接続するために購入できる、単一の筐体で同様の機能を提供します。
Azure Stack の発表に加えて、Microsoft は Windows Server 2016 の 2 番目のプレビューもリリースしました。このアップデートでは、Hyper-V およびストレージ クラスターへのローリング アップグレードのサポートに加え、コンピューティング サービス ファブリックに障害が発生しても仮想マシンが実行を継続できるようにするコンピューティング回復力も実現されています。