
シアトルのスタートアップ創業者は、コーディング、マーケティングなどに生成AIを活用している
シアトルのスタートアップ創業者は、コーディング、マーケティングなどに生成AIを活用している

左上から時計回りに:Golden Sherpa CEO マージー・ベンシング氏、Purpose Platform 創業者 ジョナサン・ビューエル氏、Podcraft 創業者 マドゥラ・ラジュ氏、Simply Augmented CEO ボアズ・アシュケナージ氏、Yando 共同創業者 ブルック・ステガー氏とミッチェル・マシューズ氏。(GeekWire Photos / Taylor Soper) 




テイラー・ソパー著

上場テクノロジー企業はAIについて語るのをやめません。しかし、小規模なスタートアップ企業はどうでしょうか?
月曜日、サウスレイクユニオンで開催されたシアトル・テック・ウィークのオープニングパーティーに立ち寄り、創業者たちがジェネレーティブAIとそれが自社に与える影響についてどのように考えているかを探りました。彼らのコメントをぜひお読みください。

シアトルを拠点とするポッドキャストの発見と解析のスタートアップ企業、Podcraftの創設者、マドゥラ・ラジュ氏。
- 「この会社を設立したばかりです。おかげで製品開発が格段にスピードアップしました。以前はソフトウェアエンジニアだったので、コーディングは少し錆びついています。ChatGPT、Bard、GitHub Copilotをパートナーコーダーとして活用することで、開発を加速させています。これは本当に画期的なことです。」
- 「生成AIを使うことで、コンテンツの解析と理解が格段に速くなりました。ポッドキャストや動画を検索して特定の部分に移動したい場合、とても便利です。」

ブランドが生成 AI とソフトウェア自動化を活用できるよう支援するシアトルのスタートアップ企業 Simply Augmented の創設者兼 CEO、Boaz Ashkenazy 氏。
- 「ジェネレーティブAIは私に大きな影響を与えています。毎日、仕事で活用しています。まだ創業間もない会社で、営業、マーケティング、市場開拓など、あらゆる業務を私が担っています。ファネルの上部から最後まで、コンテンツ生成という点ではこれまで以上に多くのことを実現できています。」
- 私はこれまで数々の誇大宣伝を経験してきました。ブロックチェーンとメタバースも、この2つは大いに盛り上がっていました。しかし、今回のものは私にとっては違うように感じます。そこには異なる種類の価値があるのです。多くの企業が、メタバースのソリューションともブロックチェーンとも少し異なるこの技術で解決できる問題を抱えています。そして、説明も少し簡単です。

ワシントン州スポケーンに拠点を置く高齢者生活ケアソリューションの情報ハブおよびマーケットプレイスである Golden Sherpa の CEO 兼創設者、Margie Bensching 氏。
- 「ケアに関する情報へのアクセスをもっと簡単にする方法を検討しています。埋もれている情報にアクセスする手段になると考えています。」
- マーケティングに使っています。スタートアップにとって、あらゆる種類のマーケティングを補完する簡単な方法です。また、一般的なリサーチをする際にも非常に役立ちます。素晴らしいツールだと思います。仕事に取って代わるという話も聞きます。より多くのことを可能にする機能を代替するかもしれません。私たちは皆、日常生活の中でより多くのことをしなければなりません。

シアトルのスタートアップ企業YandoのCEO兼共同創業者、ブルック・ステガー氏(右)。Yandoは土地の不動産マーケットプレイスを構築している。写真にはYandoの共同創業者、ミッチェル・マシューズ氏も写っている。
- 「AIは私たちにとって非常に重要な役割を果たすでしょう。なぜなら、私たちは不動産業界の仕組みを変えようとしているからです。つまり、エージェントを排除し、買い手と売り手双方にとって物事をはるかに簡単にし、真の不動産マーケットプレイスを構築しようとしているのです。AIはコンテンツにも活用でき、ある土地にどんな建物を建てたらいいのか、あるいはその土地に何を建てて何ができないのかを知ることができます。」
- 「もしかしたら、私たちは今、私たちの働き方を大きく変える転換点にいるのかもしれません。BlackBerryからiPhoneに移行した時のことを考えてみてください。あれは、テクノロジーの使い方と理解の大きな転換でした。明日ではないかもしれませんが、今後5~6年で、企業の機能、採用方法、そして誰を雇うかが変わるかもしれません。」

企業の社会的責任プログラムの強化を支援するシアトルのスタートアップ企業、Purpose Platform の創設者、ジョナサン・ビューエル氏。
- 「私たちはAIを活用してデータポイントを取得し、企業の社会的責任(CSR)レポートを作成しています。従来であれば、社内の6つの異なるグループに依頼して作成していたこともありますが、私たちはそれを非常に迅速かつ効率的に行うことができます。」
- 「ジェネレーティブAIは、社会貢献活動や非営利団体に破壊的な変化をもたらす大きなチャンスだと考えています。AIと機械学習を活用して客観的なインパクトの結果を得ることができれば、それは大きな意味を持ちます。優れた組織の認知度を高める大きなチャンスです。」