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アマゾンはAWSクラウドデータセンターに電力を供給する208MWの風力発電所を建設、同社にとってこれまでで最大の再生可能エネルギー源となる

アマゾンはAWSクラウドデータセンターに電力を供給する208MWの風力発電所を建設、同社にとってこれまでで最大の再生可能エネルギー源となる

ジェームズ・リズリー

風力発電所クラウドはよりクリーンになってきています。

Amazonは本日、将来のAmazon Web Service(AWS)データセンターに電力を供給するため、風力発電所を建設すると発表しました。同社は昨年、長期的にAWSデータセンターすべてを再生可能エネルギーで稼働させると発表しました。今回の計画は、この目標に向けた同社にとってこれまでで最大の一歩となります。

新しい風力発電所はノースカロライナ州パーキマンス郡とパスクォタンク郡に建設され、61,000世帯に電力を供給するのに十分な電力を生産します。208メガワットのこの施設は、イベルドローラ・リニューアブルズ社によって建設・保守され、ノースカロライナ州初の実用規模の風力発電所となります。

4月時点で、アマゾンのクラウドサービス部門はエネルギー需要の25%を再生可能エネルギーに切り替えた。

「今回の契約とこれまでの契約により、AWSは2016年末までに世界全体で再生可能エネルギー比率を40%にするという目標を達成する軌道に乗ることができました」と、AWSのインフラストラクチャ担当副社長ジェリー・ハンター氏は述べています。「私たちの取り組みはまだ終わりではありません。AWSデータセンターに電力を供給する様々な電力網にクリーンエネルギーを供給するプロジェクトを今後も推進していきます。」

AWSロゴ-オレンジアマゾンは5月、エネルギー調達先に関する透明性の欠如を理由に、グリーンピースから「F」評価を受けました。本日発表された風力発電所は2016年12月に稼働開始予定で、当初は年間67万メガワット時の電力を地域の電力網に供給し、最終的にはAWSデータセンターにも電力を供給する予定です。

アマゾンの現在のおよび計画中の再生可能エネルギー生産量を合わせると、年間130万メガワット時に達し、これは米国の12万2000世帯に電力を供給するのに十分な量となる。