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電子書籍から書店へ:アマゾンとホートン・ミフリンが新たな流通契約を締結

電子書籍から書店へ:アマゾンとホートン・ミフリンが新たな流通契約を締結

トッド・ビショップ

Amazon.comは書籍出版事業への進出を加速させており、自社のeコマースサイトやKindle端末といった強力な流通手段を保有しています。しかし、地元の書店で紙媒体の書籍を購入したいという人はどうでしょうか?

Amazon Publishingのイーストコースト・グループは今週、出版社Houghton Mifflin Harcourtと新たなライセンス契約を締結し、Amazon.comプラットフォーム外でAmazonタイトルの出版・配信を行うことを発表しました。この契約の対象となる書籍には、ティム・フェリス、ペニー・マーシャル、ディーパック・チョプラ、ジェームズ・フランコといった作家の作品が含まれます。

この契約は、シアトルに拠点を置くホートン・ミフリン社とアマゾン・パブリッシングの西海岸グループとの間の既存のライセンス契約に加えて締結されたものである。

不確定要素の一つは、Amazonと競合するBarnes & Nobleだ。同社は電子書籍として出版する権利を持たない書籍は店舗に置かないと表明している。PaidContentが指摘しているように、AmazonとB&Nがそれぞれこの問題に対処したのか、それともHoughton Mifflinとの提携によってAmazonがBarnes & Nobleの店舗に参入する道が開かれるのかは不明だ。