
アリババ、中国でオンデマンドストリーミングサービスを展開するためディズニーと提携
テイラー・ソパー著
アリババとディズニーは中国で新たなストリーミングサービスのために提携している。
中国の電子商取引大手は火曜日、ディズニーと複数年契約を結び、顧客をディズニーのテレビ番組、映画、電子書籍、音楽、その他のコンテンツにつなげる125ドルのOTTストリーミングデバイス「DisneyLife」を販売すると発表した。
今月からアリババのTモールショッピングサイトを通じて販売されるディズニーライフは、先月英国で初めて開始され、中国のディズニーランド・テーマパークの商品やチケットを購入する方法も提供する。
アリババは、125ドルの価格にはデバイスと1年間のストリーミングサブスクリプションが含まれていると述べたが、その後の年間コストについては詳細を明かさなかった。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、AmazonのFire TVやApple TVといった、インターネット接続だけでテレビや映画を視聴できる米国の消費者には馴染みのあるOTT機器が中国ではまだ普及しておらず、アリババは早期に市場シェアを獲得することを目指していると指摘した。同社は今年初め、ディズニーとも別途契約を締結した。ディズニーはTモールで他の製品も販売しており、中国に進出した最初の米国系ストリーミングサービスの一つとなっている。
アリババにとって、これはメディア大国への道を着実に歩みを進めている企業にとって、またしても新たな取引となる。GeekWireが先月中国のキャンパスを訪れたこのテクノロジー大手は、先月、中国最大のストリーミングサービス「優酷土豆(Youku Tudou)」を52億ドルで買収した。また、先週は香港に拠点を置く新聞社「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」も買収した。