
アマゾンは最前線で働く従業員のCOVID-19検査能力を強化するため、一部の従業員を異動させた。
アマゾンは最前線で働く従業員のCOVID-19検査能力を強化するため、一部の従業員を異動させた。

(Amazon Photo / ハーディ・ウィルソン)

(Amazon Photo / ハーディ・ウィルソン)
カート・シュロッサー著

倉庫作業員、配達員、食料品店従業員など、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの最前線に数千人の従業員を抱えるAmazonは、検査体制の必要なキャパシティが確保されるまで待つつもりはない。同社は火曜日、独自の検査施設を開設し、業務を開始すると発表した。
新型コロナウイルス最新情報:シアトルとテクノロジー業界におけるCOVID-19の最新情報
アマゾンは自社のDay Oneブログへの投稿で、現時点でワクチンが開発されていない状況では、定期的な検査がウイルス対策に大きな違いをもたらすだろうと述べた。「陽性反応を示した人は隔離・治療を受け、陰性反応を示した人は皆、自信を持って経済活動に復帰できる」と投稿には記されている。
アマゾンは、研究科学者、プログラムマネージャー、ソフトウェアエンジニア、調達スペシャリストなど、さまざまなスキルを持つ自社従業員のチームを編成し、段階的なテスト能力の構築に着手している。

これらの従業員は通常の仕事を離れ、最前線の従業員の検査に備えてラボを構築するための機材を集めている。アマゾンは「適切な期間内に」どこまで進められるかは不明だが、試してみる価値はあると述べた。
この動きは、アマゾンが配送インフラを支える数十のフルフィルメントセンターで新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生している中で行われた。同社は危機への対応の一部について批判に直面しているものの、「地域社会のために戦い、人々が必要な必需品を入手できるよう支援するヒーロー」と称する従業員の保護と補償のために「極端な措置」を講じていると主張している。