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欧州議会はグーグルの分割を求める予定

欧州議会はグーグルの分割を求める予定

ブレア・ハンリー・フランク

スイス、チューリッヒのGoogleサイン。写真はShutterstockより
スイス、チューリッヒのGoogleサイン。写真はShutterstockより

フィナンシャル・タイムズが報じた決議案によると、欧州議会は独占禁止法上の懸念から、Googleの事業分割を求める見通しだ。EUの二大政党が支持するこの決議案は、Googleの市場支配に歯止めをかける解決策として、「検索エンジンを他の商用サービスから分離する」ことを求めている。

この動議は、従来からその事業慣行をめぐって欧州で論争の中心となってきた同社にとって、大きな打撃となるだろう。同社は、欧州司法裁判所による「忘れられる権利」に関する最近の判決を受け、検索結果を自社のリストから削除するよう求められている。

今回のような議会の動議はグーグルに対して何の影響力も持たないが、マウンテンビューに本社を置く同社を独占禁止法違反で調査し、企業分割を命じる権限を持つ欧州委員会に影響を与える可能性はある。

地元政治家らは、このテクノロジー大手に対する措置が甘すぎると批判していたが、この独占禁止法に関する和解は2月に成立した。しかし、欧州委員会は苦情を受けて9月に調査を再開すると発表した。

この決議は来週採決される予定だ。

グーグルの代表者はこの報道についてコメントを控えた。