
Uberがさらに3,000人の従業員を解雇、シアトルのエンジニアリング拠点は存続
テイラー・ソパー著

Uber は本日さらに 3,000 人の雇用を削減し、過去 2 週間で全世界の従業員の 25% を削減した。
今回の人員削減は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによる人々の在宅勤務の影響で、ウーバーの配車サービス事業が4月に80%減少したことを受けて行われた。同社は5月6日にさらに3,700人の従業員を削減した。
「パンデミックの劇的な影響と、最終的な回復が予測不可能なことを考慮し、当社は中核となるモビリティと配送プラットフォームに力を集中し、事業の現実に合わせて会社規模を調整しています」とウーバーのダラ・コスロシャヒCEOは声明で述べた。
経費削減の一環として、Uberはサンフランシスコのピア70を含む世界約40カ所のオフィスを閉鎖または統合する予定です。広報担当者はシアトル市内の拠点は営業を継続することを確認しましたが、具体的なオフィスへの影響については明らかにしませんでした。
Uberは、シアトル地域にエンジニアリングセンターをいち早く設立したシリコンバレーの巨大企業の一つであり、昨年は同地域で450人を雇用しました。GeekWireのデータによると、ベルビューからベルタウンにかけて125以上のエンジニアリングセンターがあり、Apple、eBay、HBO、Oracle、Sonosといった企業で働く数千人の技術者が働いています。
Uberは、Uber AI Labsやプロダクトインキュベーターといった非中核プロジェクトも停止している。同社は配車サービスと食事宅配サービスのUberEatsに注力しており、UberEatsは近々Grubhubと合併する可能性がある。
Uberは第1四半期末に約90億ドルの現金および短期投資を抱えていた。人員削減、不動産投資の延期、そして自転車シェアリング事業「Jump」のLimeへの売却により、同社は年間10億ドル以上の節約を見込んでいる。
今月初めの第1四半期決算発表で、コスロシャヒ氏は、COVID-19は「当社のタイムラインに数年ではなく、数四半期程度影響を与えるだろう」と述べた。
CEOは本日、従業員に宛てたメモの中で「希望は戦略ではない」と述べた。
「最終的に、世界が予測可能な時間枠内であれば正常に戻り、収益化への道を中断したところから再開できると期待するのは、現実的な選択肢ではないと気づいた」と、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたように、コスロシャヒ氏は書いた。