
アマゾン、Fire Phoneを不振なデビューから99セントに値下げ
トッド・ビショップ著

アマゾンは今朝、主力の新スマートフォンのデビューが振るわなかったことを受けて、AT&Tとの2年間の無線通信契約付きでFire Phoneの価格を99セントに値下げすると発表した。
アマゾンはまた、契約なしのFire Phoneの価格を649ドルから449ドルへと200ドル値下げした。
今回の値下げは、Appleが新型iPhoneを発表すると予想される前日に行われ、Fire Phoneとの競争が激化する。7月の発売以来、不評だったFire Phoneの需要を喚起することが狙いとみられる。
「Fireは2年契約で99セントとなり、さらに1年間のPrime会員特典も付いてきます」と、Amazonデバイス担当バイスプレジデントのイアン・フリード氏はニュースリリースで述べています。「Prime会員特典のコンテンツすべて、Mayday、32GBのメモリ、写真用の無料無制限クラウドストレージ、そして独自のDynamic Perspective機能とFirefly機能を備えたFireは、Amazonがお客様に提供する価値のもう一つの例です。」
この携帯電話は米国ではAT&T独占販売のままだが、アマゾンは本日、英国では携帯電話会社O2と、ドイツではドイツテレコムと共同で9月30日にこの端末を発売すると発表した。
アマゾンは当初、このスマートフォンを2年契約で199ドルと価格設定し、同価格帯の類似スマートフォンが16GBのストレージしか搭載していないのに対し、32GBのストレージを搭載していることから、お買い得だと宣伝していた。また、通常99ドルのAmazonプライム会員権が1年間付帯していることも、このスマートフォンの価値を高める要因の一つだった。
このスマートフォンは、ダイナミック・パースペクティブと呼ばれるハイテクな3Dインターフェースを搭載しています。これは、多数のセンサーを用いてユーザーの視界を調整し、特定のジェスチャーで操作できるようにするものです。しかし、このデバイスのテストでは、高度なナビゲーション機能は、ユーザーエクスペリエンスを向上させるだけでなく、逆に邪魔になることも分かりました。
ある推計によれば、Fire Phone は発売から 1 か月で合計 35,000 台しか売れなかったという。