
アップルは、自社製品を宣伝する299ドルの本で、さらにお金を搾り取ろうとしている
カート・シュロッサー著

新しい iPhone に 700 ドル、新しい MacBook に 1,800 ドルを費やすだけでは満足できない Apple ファンには、お金を投じられる別の種類の本があります。
テクノロジー界の巨人、Appleは火曜日、Appleのデザイン20周年を記念したハードカバーの新しい写真集の発売を発表しました。「Designed by Apple in California」にはApple製品の写真450点が掲載されており、小サイズは199ドル、大サイズは299ドルで販売されます。
この本は、同社の象徴的な製品に合わせたシンプルなデザインで、スティーブ・ジョブズの思い出に捧げられており、iMacからApple Pencilまであらゆるものを網羅している。
「人類にとって素晴らしいものを真に作ろうとするという考えは、スティーブが最初から抱いていたモチベーションであり、Appleが未来を見据える中で、今もなお私たちの理想であり目標です」と、Appleの最高デザイン責任者であるジョニー・アイブ氏はリリースで述べています。「このアーカイブは、チームが長年にわたりデザインしてきた多くの製品を、穏やかに集めたものです。これらの製品がどのように、そしてなぜ存在するのかを理解する助けとなるとともに、あらゆるデザイン分野の学生にとってのリソースとして役立つことを願っています。」
Apple製品を所有したことがある人なら、ほとんど誰でも、製品に込められた同社の厳格なデザインセンスを知り、高く評価しているはずです。見た目や手触り、そして香りさえも、性能と同じくらい重要なのです。「特別に加工されたカスタム染色紙と金箔加工のマットシルバーの縁、8色分解と低ゴーストインクを使用」したリネン装丁のハードカバーをめくれば、そのこだわりがさらに強調されるはずです。
デジタル機器を手放してこの書物にじっくりと浸りたいユーザーは、さあ、New Mac のキャンドルに火を灯しましょう。
本書に掲載されている写真はアンドリュー・ザッカーマンが撮影したもので、デザインプロセスと完成品が紹介されています。アイブは、日本のデザイン雑誌「Casa BRUTUS」のYouTube動画で本書について以下のように語っています。(The Vergeより)