
エンタープライズソフトウェア会社K2、クラウド推進と新オフィス移転を前に従業員を5%削減
ナット・レヴィ著

ワシントン州ベルビューに本社を置くエンタープライズソフトウェア企業K2は人員再編を行っており、主に営業および市場開拓グループを中心に全世界の従業員の約5%を削減する予定だ。
K2のCEO、アドリアーン・ヴァン・ウィック氏は木曜日、GeekWireの取材に対し、今回の人員削減は来年初めに開始予定のクラウドサービスの拡張に関連したものだと語った。ヴァン・ウィック氏は影響を受ける人数については明言しなかったが、人員削減後、同社の従業員数は全世界で約450人、営業部門は140人となる。ヴァン・ウィック氏は、今回の人員削減は同社の成長鈍化を示す兆候ではないと述べ、K2は今年、過去最高の売上高を達成する見込みであり、他の複数の部門でも採用を進めていると付け加えた。
「適切な体制を整えた状態で年を迎えたい。その時に再編はしたくない。製品発売には間に合わないからだ。だから今やっているのだ」とヴァン・ワイク氏は語った。
同社はまた、ベルビュー郊外からダウンタウンへのオフィス移転の準備を進めている。ヴァン・ウィック氏によると、K2は4月に929オフィスタワーの1フロアに移転する予定で、2フロア目もオプションで追加できるという。現在、同社のベルビューオフィスには約120人が勤務しており、新しいオフィススペースには最大160人が収容できる予定だ。
同社のツールは、保険金請求の多段階・複数人による処理など、複雑な業務プロセスを制御するソフトウェアの開発と変更を迅速化・簡素化するように設計されています。7月には、ビジネスプロセスアプリケーション構築ツール群に複数の機能追加と改善を発表しました。これには、Androidアプリ開発への新たなサポートや、人気の電子署名サービスDocuSignとのより緊密な連携が含まれます。
K2のAppitクラウドサービスは、現在Microsoft SharePoint内でのアプリ構築に重点を置いていますが、来年初めにはスタンドアロンアプリやSalesforceなどのプラットフォームで動作するアプリの構築にも拡張される予定です。拡張されたK2クラウドプラットフォームは、現在限定プレビュー版としてご利用いただけます。