
HTC、シアトルのパイオニアスクエアで大規模拡張計画を推進
ジョン・クック著

台湾の巨大スマートフォンメーカーHTCがシアトルの歴史的なパイオニア・スクエア地区にオフィススペースを探しているという噂が昨年秋に流れました。そして今、同社が旧オクシデンタル・モールのビルにオフィスを構えることに決めたことが明らかになりました。
不動産情報筋がGeekWireに語ったところによると、同社はビル内に約5万平方フィートのスペースを確保しているという。これは約250人の従業員を収容できるスペースだ。
HTCは広報担当者を通じてコメントを控えた。
同社は長年にわたりベルビューに北米本社を置き、パイオニアスクエアにも小規模な支社を構えており、昨秋の時点でシアトル地域で約200人の従業員を雇用していた。ベルビューの拠点から新オフィスに従業員を移転させるのか、それともパイオニアスクエアのオフィスによってシアトル地域に2拠点体制が確立されるのかは不明である(これはGoogle、Tableau Softwareなどのテクノロジー企業が採用戦略として効果的に活用してきた戦略である)。
この賃貸契約は、ここ数ヶ月で多くのスタートアップ企業や大手テクノロジー企業が進出してきた、荒廃したパイオニア・スクエアにとって大きな意味を持つ。昨年は、EMC/Isilon Systemsが1st Avenue Southの14万平方フィート(約13,000平方メートル)の広大なスペースを買収し、Zyngaは旧ワシントン・シュー・ビルに支店を開設した。また、先週GeekWireは、2nd Avenueの旧Masins家具ビルに新たな起業家ハブ「The Center for Impact and Innovation」がオープンしたと報じた。