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ソニーのポケットサイズプロジェクターのニュースでマイクロビジョンが急上昇

ソニーのポケットサイズプロジェクターのニュースでマイクロビジョンが急上昇

トッド・ビショップ

マイクロビジョン
MicroVision の PicoP 投影技術の図。

ソニーは木曜日、レーザーベースの高解像度ポケットサイズプロジェクターを開発中であると発表したが、3番目の脚注までMicroVisionについては触れられていなかった。しかし、その脚注は本当にすごいものだった。

マイクロビジョンの株価は昨日、ソニーの「(3) マイクロビジョン社が開発したPicoP技術を採用している」という補足説明を受けて、ほぼ倍増の2.67ドルとなった。

マイクロビジョンの株価は今朝の取引でさらに7パーセント上昇した。

ワシントン大学をルーツとする同社は、長年にわたりPicoP技術の開発に取り組んでおり、スマートフォンの投影システムや車のフロントガラスなどに応用可能な、超小型の新世代投影技術を約束している。しかし、同社は足場を固めるのに苦戦しており、現金残高は2009年の4,300万ドル超から9月時点で832万ドルに減少している。

ニュースリリースでは、脚注はソニー製プロジェクターのMEMS(微小電気機械システム)ミラーシステムに関する言及に関連していますが、それ以外はソニーとの契約の詳細はほとんどありません。これが単なる特許ライセンス契約なのか、それともより深いパートナーシップなのか、またマイクロビジョンがどの程度の収益増を見込んでいるのかは不明です。ソニーとの契約に関する詳細情報を得るために、マイクロビジョンに問い合わせました。

その間、ソニーは開発中の技術を次のように説明しています。

ソニー株式会社は、レーザービームスキャン方式(LBS)(1)により、投影面からの距離や角度に関わらず、鮮明で美しい高精細解像度と“フォーカスフリー”投写を実現する、ソニー独自の画像処理システムを搭載したピコプロジェクターモジュールを開発しました。本モジュールにWi-Fiコンポーネントおよびバッテリーを組み合わせることで、スマートフォンやタブレットなどの映像を、壁や机などの平面・曲面を問わず、フォーカスフリーかつより高解像度で投影できる、ポケットサイズの小型プロジェクターを実現します。

マイクロビジョンは昨年12月、ナスダックから、株式市場の時価総額5,000万ドルの要件を満たしていないとの警告を受けたと発表しました。同社は今年6月までに要件を満たさなければ、ナスダック上場廃止のリスクを負うことになります。過去2日間の急騰を踏まえると、マイクロビジョンの時価総額は9,000万ドルを超えています。