
インテル、ドイツのAscending Technologiesを買収しドローン事業に進出
アラン・ボイル著

インテルは、ドローン事業におけるドイツのパートナーであるアセンディング・テクノロジーズを買収すると発表した。この買収は、ロボット航空機がいかに急速に重要なコンピューティング・プラットフォームになりつつあるかを示すものである。
インテルのジョシュ・ウォルデン氏は買収を発表するブログ記事で、今回の動きは「ドローンをよりスマートに、より接続性の高いものにするために必要なコンピューティング、通信、センサー、クラウド技術を統合する」という同社の取り組みの一環だと述べた。
Ascending Technologiesのドローンは長年にわたり、IntelのRealSense制御技術のショーケースとなっており、昨年のInternational CESで高い評価を得ました。Walden氏は、Ascending Technologiesのチームは既存の顧客へのサポートを継続するとともに、Intelのエンジニアと協力し、「周囲の環境をより意識して」飛行できるドローンの開発に取り組んでいくと述べました。
買収条件は公表されていない。Ascending Technologiesはミュンヘン近郊のクライリングに拠点を置き、約75名の従業員を抱える。今後、従業員はIntelへの入社を求められる。買収を記念して、AscTecはLED搭載ドローンに「Happy to Join(入社おめでとう)」というメッセージとIntelのロゴを表示するようプログラムした。
ウォールデン氏は、インテルのブライアン・クルザニッチCEOが火曜日にラスベガスで開催される今年のCESの観客に向けた演説で「会話を継続する」と述べた。
インテルのライバルであるクアルコムも、Snapdragonプロセッサを基盤とした取り組みでドローン事業に参入している。GoProが今年発表予定のクアッドコプター「Karma」にSnapdragonを採用するのではないかとの噂もある。これまでAmbarellaのチップを採用してきた有名カメラメーカーにとって、これは大きな転換点となるだろう。
インテル同様、クアルコムも今週のCESでドローンに関する野望について語る予定だ。