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グーグルが独自のAIイニシアチブを拡大する中、アマゾンはカーネギーメロン大学の機械学習専門家を採用

グーグルが独自のAIイニシアチブを拡大する中、アマゾンはカーネギーメロン大学の機械学習専門家を採用

ダン・リッチマン

アレクサンダー・スモラ (LinkedIn経由)
アレクサンダー・スモラ (LinkedIn経由)

AmazonとGoogleはどちらも、機械学習への取り組みを進めています。機械学習とは、コンピューターに明示的にプログラムすることなく学習させる人工知能の一種です。クラウドコンピューティングによって容易に利用できる膨大な計算能力を必要とするため、機械学習はクラウドコンピューティングと関連付けられることが多いです。

カーネギーメロン大学機械学習学部のアレクサンダー・スモラ教授が7月1日に同教授職を退任し、Amazonのクラウド機械学習プラットフォームの責任者に就任することで、Amazonの取り組みは加速するだろう。スモラ教授はブログ投稿で自身の計画を明らかにした。

「これは素晴らしい仕事で、断るわけにはいかない申し出でした」とスモラ氏は書いている。「機械学習研究の最先端を産業界の最先端へと高めることを目指します。」ベイエリアの研究所を拠点に活動するとスモラ氏は述べた。

リンクトインのプロフィールによると、スモラ氏は2008年から2012年までヤフーの主席研究科学者として、また2012年と2013年から2015年までグーグルの客員科学者として勤務した後、2013年1月からカーネギーメロン大学で教鞭をとり始めた。

Googleのチューリッヒオフィス(Google経由)
Googleのチューリッヒオフィス(Google経由)

一方、グーグルは本日、欧州の機械学習研究グループを設立し、米国以外では既に最大規模のチューリッヒのエンジニアリングオフィスに本部を置くと発表した。同グループの取り組みは、機械知能、自然言語処理、機械知覚に重点を置くとグーグルは述べた。

グーグルのチューリッヒオフィスは、2012年に導入されたグーグルの検索機能の裏側を強化する「ナレッジグラフ」の技術を開発し、5月に発表されたグーグルのメッセージングアプリ「Allo」の音声認識部分も制作した。(「グラフ」とは、一連のオブジェクトがどのようにつながっているかを表す技術用語で、現在ますます人気が高まっている。)