Airpods

報道:ホワイトハウスは最高裁に直接申し立てるのではなく、移民法の改正を検討している

報道:ホワイトハウスは最高裁に直接申し立てるのではなく、移民法の改正を検討している

ジリアン・スタンファー

トランプ大統領。(BigStock Photo)

ドナルド・トランプ大統領の「法廷で会おう」という約束は、単なる脅しだったのかもしれない。

第9巡回裁判所がワシントン州の入国禁止措置停止命令を支持する判決を下した翌日、トランプ大統領は報道陣に対し、移民に関する「新たな命令」に署名することを検討していると語った。

トランプ大統領の発言は、ホワイトハウスが大統領の入国禁止命令の差し止めを最高裁に直ちに上訴するつもりはないとの報道がある中で出されたものだが、政権は大統領令の正当性を主張する抗弁をシアトルの連邦地裁で続けるだろうと、関係筋が金曜日にCNNとNBCに語った。

ホワイトハウスは、最高裁に直接訴える代わりに、禁止令の改正を含む複数の選択肢を検討していると報じられている。金曜日午後、安倍晋三首相との記者会見でトランプ大統領は、ホワイトハウスが新たな安全保障対策に取り組んでいると述べたが、具体的な内容は明らかにしなかった。

「我々は国の安全を守るために必要なことは何でもするつもりだ」とトランプ氏は述べた。「国の安全保障を強化するため、迅速に行動を起こす。来週中にその成果を目にすることになるでしょう」

その後、トランプ大統領は大統領専用機エアフォースワンの外で記者団に対し、当初の命令と「ほとんど変わらない」新たな命令を検討していると語ったと報じられている。

ワシントン州のボブ・ファーガソン司法長官がトランプ政権に対する訴訟で緊急上告を起こした後、シアトルの裁判所は金曜日、当初の移民禁止措置を中止する差し止め命令を出した。

金曜日、当初の判決を下したジェームズ・ロバート判事は、ワシントン州と司法省に対し、第9巡回区控訴裁判所で控訴審が係属している間、シアトルの裁判所でこの命令の正当性を主張する訴訟を継続するか否かについて共同報告書を提出するよう命じた。報告書は日曜日までに提出される。