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マイクロソフトとレッドハット、コンテナとハイブリッドクラウドに重点を置き提携を拡大

マイクロソフトとレッドハット、コンテナとハイブリッドクラウドに重点を置き提携を拡大

トム・クレイジット

(マイクロソフトフォト)

Microsoft と Red Hat は、2015 年に初めて締結した関係の範囲を拡大し、Microsoft Azure と SQL Server を Red Hat のコンテナ オーケストレーション製品に近づけるとともに、かつてのライバル同士がクラウドでの和解を進めています。

「ハイブリッド(クラウド)分野で築き上げた関係を、ハイブリッドとコンテナへと拡大していきます」と、Azureのリードアーキテクトであるジョン・ゴスマン氏は、火曜日の共同発表に先立つインタビューで述べた。2015年のパートナーシップ契約により、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の顧客は自社データセンターとAzure間でハイブリッドクラウド戦略をより容易に実行できるようになり、両社はそれぞれのコンテナ関連製品・サービスを利用する顧客をサポートする計画を更新した。

Amazon Web ServicesとGoogle Cloud Platformで既に利用可能なOpenShift Dedicated(オープンソースKubernetesコンテナオーケストレーション製品の商用版であるOpenShiftのクラウドベース、Red Hatサポート版)が、Azureでも利用可能になります。同様に、Microsoftのハイブリッドクラウド製品Azure Stackの顧客は、ハイブリッドインフラストラクチャ上でRHELを実行できるようになります。

「現在、両社の製品を使用している、または使用を検討している共通のお客様が、両社から必要な価値を確実に得られるようにすることに重点を置いています」と、Red Hat の技術ビジネス開発およびビジネス アーキテクチャ担当副社長、マイク フェリス氏は述べています。5 年前でさえ、共同でサポートされる Windows と Linux のテクノロジをデータセンター内で実行するという概念は、CIO をかなり笑わせたでしょうが、世界は変わりました。

OpenShiftはWindowsコンテナもサポートし、WindowsとLinuxコンテナの両方をサポートするKubernetes初の商用バージョンとなると両社は述べています。「OpenShiftをAzureのコンテナ管理プラットフォームとして位置付けています」とフェリス氏は述べています。

これらの機能はすべて来年初めに提供される予定です。Red Hatは昨年5月に開催されたRed Hat SummitでAWSとの包括的なパートナーシップを発表しましたが、本日の発表では、その提携の一環として発表されたコンテナ関連機能の多くが追加されます。