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日本の自動車大手デンソー、アマゾン本社近くにシアトル研究開発オフィスを開設

日本の自動車大手デンソー、アマゾン本社近くにシアトル研究開発オフィスを開設

ナット・レヴィ

(ビッグストックフォト)

デンソーはシアトルに旗を掲げた最新の世界的大企業である。

あらゆる車両向け部品と技術を製造する日本の自動車メーカー、三菱電機は、シアトルのアマゾンキャンパス向かいに位置する6番街2033番地に研究開発オフィスを開設した。同社は、地域のテクノロジー企業や大学と提携し、クラウドコンピューティング技術、自動運転機能、モビリティソフトウェアの開発に取り組んでいくと発表した。

「シアトル・イノベーション・ラボは、地域内外の既存および新規のお客様に向けて、デンソーの技術を形作る上で重要な役割を担います」と、デンソー北米本社CEOの伊藤健一郎氏は声明で述べた。「私たちは新興分野におけるイノベーションを継続することで、交通とモビリティの未来の可能性を変革し、それを実現する方法の方向性を定めていきます。」

デンソーは現在、シアトルにある3,287平方フィートのオフィスで9人の従業員を雇用している。同社の求人サイトにはシアトルでの求人情報は掲載されていない。

デンソーは今年初め、トヨタとソフトバンク・ビジョン・ファンドと提携し、ウーバーの自動運転部門に10億ドルを投資した。

デンソーは、35カ国に211の拠点を持ち、17万人以上の従業員を擁していると発表した。米国本社はデトロイト近郊のミシガン州サウスフィールドにあり、米国とカナダの31の拠点で2万3000人以上の従業員を擁している。デンソーはシアトルに加え、サンフランシスコとモントリオールにも北米の研究開発拠点を置いている。

デンソーは3月31日までの通期で483億ドルの売上高と28億ドルの営業利益を計上した。同社によると、世界売上高の約9.3%、つまり約45億ドルを研究開発費に充てた。

7月にオープンしたデンソーのシアトル新オフィスを最初に報じたのは、Puget Sound Business Journal紙だった。